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腸内細菌とプロバイオテクス

1.プロバイオティクの世界
大地に根を張る植物と違って、動物が動けるのは腸という形で大地の根を体内に持っているからです。植物がそうするように、栄養の吸収と排泄という生命活動の根本を人は腸でおこないます。おなかは人の生命を育み守る母なる大地なのです

微生物は土1グラム中に10億個も住んでいることが判っています。
そして、微生物の中の有益な働きをする菌群が植物や他の多くの生命にとって、小さいながらもなくてはならない重大な存在なのです。

私たちの腸内には300種類、100兆個、重さにして1キログラムの腸内細菌が存在するといわれています。この中には有用菌や悪玉菌がいますが、その種類や数は人によって違い大きな個人差があります。
近年の研究ではその腸内細菌叢(腸内フローラ)によって免疫能力が変化してくることが解りました。つまり人体の健康の度合いは、この腸内菌のバランスが重要な役割を果たしています。はじめに

大地に根を張る植物と違って、動物が動けるのは腸という形で大地の根を体内に持っているからです。植物がそうするように、栄養の吸収と排泄という生命活動の根本を人は腸でおこないます。おなかは人の生命を育み守る母なる大地なのです

微生物は土1グラム中に10億個も住んでいることが判っています。
そして、微生物の中の有益な働きをする菌群が植物や他の多くの生命にとって、小さいながらもなくてはならない重大な存在なのです。

私たちの腸内には300種類、100兆個、重さにして1キログラムの腸内細菌が存在するといわれています。この中には有用菌や悪玉菌がいますが、その種類や数は人によって違い大きな個人差があります。
近年の研究ではその腸内細菌叢(腸内フローラ)によって免疫能力が変化してくることが解りました。つまり人体の健康の度合いは、この腸内菌のバランスが重要な役割を果たしています。
2.ちいさな命に生かされている
■私達は、ちいさな命と共存共栄し生かされている存在です
森林には多くの小鳥や小動物が棲んでいます。 これらの生き物たちは木を棲家としたり、木の実をえさとしたりして生きています。
一方、樹木の側からすると、それらの動物たちのおかげで害虫から守られていたり、種を遠くまで運んでもらったりしているわけで、お互いに助け合って生きています。
自然の中のこういった関係を「共生」 といいます。
私達の体の中にも、この森林と動物の関係のような自然が存在しています。
森林にあたるのが私達の体で、小動物にあたるのが 「腸内細菌」です。

■私達は、「腸内細菌」の「宿主」なのです
森林が自然の中でバランスよく存在している間は、その中で生活している動物達も健やかに生活できますが、天変地異などで森林が壊れると、動物達も死んでしまいます。
また、どんなに気候がよくても、樹木に害を与えるような虫や動物が異常に増えると、森林は枯れてしまいます。

私達の体、つまり「宿主」と「腸内細菌」の関係もまさにその通りです。
私達が「健康」であれば、腸内細菌も「正常」であり、環境が「急変」すると、腸内細菌も「異常」をきたし、そのことのよって、悪い菌が腸内で増えれば「病気」になってしまうのです。

このように「宿主(人間))と「腸内細菌」、「宿主」と「環境」は密接に関わりあっていて、「宿主」の健康に「腸内細菌」は欠かせない存在なのです。
私達が住んでいるこの地球上には、無数の細菌が存在しています。 その中で生活している私たち人間が、これらの細菌の影響を受けずに生きていくことなどできるはずがありません。 人間の糞便の3分の1は、「腸内細菌」の生きたものか、死んだものの重さだといわれています。 糞便1gあたりには、数にして、10億個~1,000億個もの「腸内細菌」が存在し、その種類は、乳酸菌をはじめとして100種類以上といわれています。

糞便1gだけでこの数や種類はすごいことだと思いますが、さらに、胃から大腸までの腸管全体では、「種類は300種類、数は100兆個、重さにして約1kg」存在すると言われています。
人間ひとりの全てを構成する細胞の数が60兆個と言われていますから、この「100兆個」という数は実に大変なものだということが想像できると思います。
3.腸内細菌の宿主
腸内細菌を大きく分けると、有用菌(善玉菌)、有害菌(悪玉菌)、日和見(ひよりみ)菌の3つになります。善玉菌、悪玉菌という言葉は、よくお聞きになると思います。
もう一つの日和見菌は、数の上では一番多く、普段は人体にほとんど影響を与えませんが、いつも善玉菌群、悪玉菌群どちらが優勢かに注目していて、そして、その時その時で優勢なほうに加担する性質をもっています。

有用菌(善玉菌)の代表といえば、やはり皆さんよくご存知の「乳酸菌」です。
おなかの中に定着している「乳酸菌」の種類や菌数と、人の健康には相関関係があることは確かです。

有害菌(悪玉菌)の代表といえば、大腸菌、ウェルシュ菌などで、有害物質を作り出して、腸内を腐敗させるなど、悪者の代表のようにいわれていますが、有害菌(悪玉菌)の中にも摂取した食物を腐敗や分解し役立つ働きをしている菌もあります。
腸内細菌叢は、有用菌(善玉菌)と有害菌(悪玉菌)のバランスが保たれていてはじめて、人間(宿主)にとって有用な働きをしてくれます。

ただ、例えば 栄養バランスの悪い食生活、ストレス、病気、老化、病原菌の侵入、抗生物質の服用などの因子が加わると、急速に有害菌(悪玉菌)の勢力が増します。
そして有害菌が増殖してくると、悪玉菌群が日和見菌群の支援を受けて、下痢や便秘、腸炎を引き起こしたり、長期的には老化が進行したり、ガンや生活習慣病の発生にも繋がっていきます。

一方、腸内細菌叢に有用菌(善玉菌=乳酸菌)が多く定着している時には、上のような因子が加わっても、乳酸菌群の作る 「有機酸」などの力で、有害菌(悪玉菌)の増殖は強力に阻止されます。

「腸内細菌」は住み着いている(定着している)菌の種類や数が一人一人異なります。
健康な人の体からは、エンテロコッカスなどの乳酸菌群が多く存在し、そうでない人の腸管内では有用菌が少なく、腸内細菌叢の乱れが激しいことが様々な研究において明らかになっています。糞便1g中の有用菌(乳酸菌群)の数は健康な人でそうでない人に比べ1万対1と一万倍の開きがあるといわれています。
4.腸内細菌の働き
私たちが生きていく為には、毎日、食事という形で、様々な栄養素、水分を摂ることが必要です。そして、腸で分解・消化・吸収された「栄養分」を、「酸素」とともに、「※血液(血流)」にのせて、60兆個といわれる、体の隅々までの「細胞」に行きわたらせることで、命をつないでいます。

私達が口から摂った食べ物などは食道を通って胃に運ばれ、食物を胃液(pH1の強酸性)とよく混ぜ合わせ、流動的な、かゆ状にし、次に送られる小腸での本格的な消化、吸収に備えます。 胃液にはタンパク質分解酵素は含まれていますが、炭水化物や脂肪を消化する酵素は含まれていません、小腸は体の中で最も長い臓器で、ヒダが多い上に内部の表面はイソギンチャクのような絨毛突起におおわれています。

この絨毛の表面を加えると、小腸の表面積は約200平方メートル(約60坪)、人間の体表面積の百倍以上にもなります この腸全体の微絨毛が、それぞれ栄養成分を吸収することが私たちのからだにとっての本当の吸収といえます。

ただ、炭水化物、タンパク質、脂肪や、健康食品、自然食品などの有効成分は、分子が大きい構造なので、これらの成分がブドウ糖やアミノ酸などの最小単位にまで分解されていなければ、微絨毛から無駄なく吸収することができません。

今まで分解を行うのは「消化酵素」のみと考えられていましたが、「 腸内細菌」は、「消化酵素」を生産し協力した形で、栄養分、水分に対する、分解、消化、吸収、そして排泄などの作業すべてに大きく関わっています。

なかでも、特に有用菌(善玉菌=乳酸菌・納豆菌)が、栄養素や成分を微絨毛に無駄なく吸収されるレベルまでの低分子に分解する手助けをしています。

そして、この莫大な数の微絨毛(栄養吸収細胞)が吸収した様々な栄養素、成分は、絨毛内の毛細血管から門脈から肝臓 へと運ばれ、肝臓から全身の血管にはこばれていき、残りが、大腸に送られ、さらに水分やミネラルが吸収されたあと、糞便のかたちで体外に排出されます。

「腸内細菌叢」のバランスが悪く、有用菌(善玉菌=乳酸菌)が少なく、腸内細菌が元気でない人は、全ての成分を低分子に分解しきれずに、たくさんの良い成分をそのまま糞便として送り出してしまっているのです。中には完全消化に成らない成分が血液中に入り込み血液の質の汚れになったりもします。
ももったいない気もしますが、それ以上に血液がドロドロの状態になりやすく疲労感もましてきます。。)

口から摂った食べ物などの栄養素を100%活かすためには、つねに「腸内環境」を整えて、「腸内細菌叢」のバランスを保ち、きちんと微絨毛から栄養素や成分が吸収されるようにすることが、生きていく上での基本中の基本といえます。

腸内細菌の働きと健康維持

人は腸内細菌をもっている、そして、腸内細菌なしでは人間は生きられません。
5.食べ物と日本人の身体
悪玉菌の好物は

悪玉菌は、動物性脂肪・動物性たんぱく質を大好物としています。これらを多くとり、悪玉菌の勢力が拡大すると、人間にとって有害な成分が腸内にあふれ、腸内が腐敗し、免疫力が低下し、その害は全身に及び、病気、老化、アレルギーを促進させます。

一方、善玉菌は、乳酸菌、ビフィズス菌、オリゴ糖、食物繊維が大好物です。これらを多くとると、善玉菌が多くなります。健康維持、疾病の改善には非常に重要なものです。又、納豆菌は消化を助け乳酸菌、ビフィズス菌の増殖に活躍します。

善玉菌の好物は

善玉菌の増加する要因は穀物未精製のもの野菜、海草、発酵食品など大地を構成しているミネラルや微量元素を多く含んだ自然の物が大好きです。

日本は玄米菜食だった 日本人の腸に過ぎたる肉食

日本は農耕民族で穀物を主食とし、300年前まで玄米菜食だった。675年天武天皇により肉食禁止令が出されて以来7世紀から19世紀(江戸末期)までの間、肉食が禁止されていました。長い日本民族の歴史の中での食性からできているからだの違い(特に腸の長さ)に急な食べ物の変化についていけない身体が悲鳴を上げているかに思えます。

欧米人は肉食中心で進化してきており、腸の長さは肉食動物並みの4mになってきています。大腸ガンや潰瘍性大腸炎になりやすく、肉食大国アメリカでは大腸ガンは死亡率2位 日本人も戦後の欧米化によって肉食中心の生活になりましたが、(日本人はもともと農耕民族・穀菜食)野菜や穀類で進化してきたため、欧米人に比べ長めの腸を持っています(7m) ですので、日本人が肉食を続けると、腸は長い分だけ腐敗便を作りやすく、悪玉菌増殖の危険性が増加します、動物性脂肪の影響などで大腸ガンや潰瘍性大腸炎その他の成人病を引き起こす可能性は他の民族に比べて大きいことになります。
6.「腸内細菌」と免疫
善玉菌の活動が衰えると病気になる
私達のからだに病原菌、ウィルスやその他の異物が侵入した時、それらと闘って、私達のからだを防御し、もとの正常な身体に保とうとするしくみの一つに「免疫機構」があります。腸内細菌は、免疫とも深く関わっています。

免疫に関わる器官には胸腺などいくつかありますが、最大の免疫器官が 「腸管」です。
「腸管免疫系」の大きな特徴は、
① 危険な病原菌やウィルスを排除する
② 食品や腸内細菌などの安全なものに対しては寛容である(排除しない)。

「腸内細菌」の手助けけなしでは「腸管免疫系」はつくられません。
その返礼としてか、「免疫系」はおなじ細菌である病原菌やウィルスは敵として殺しても、腸内細菌とは平和的に共存しています。

「腸内細菌」が病気になると、私達も病気になるのです。
「腸内細菌」に元気でいてもらわなければ困りますね。

腸内細菌のバランスが崩れるとさまざまな病気が起こります。

腸内細菌叢のバランスを悪くするもの
ストレス(生活の乱れ=徹夜)
(家庭内の問題=嫁姑、親子)(人生の悩み)(職場の軋轢=上司、部下)などなど少しでもストレス解消を!
食生活食事もバランスが大切です。くすり(抗生物質)長期乱用することなく、必要な分だけにしましょう。

疲労・睡眠不足 体力的・精神的にも負担がかかります。
加齢 誰にでも平等に訪れるものです。クヨクヨせずに楽しく歳を重ねまし ょう。

上のような原因が、たび重なると腸内では
腸内に常在する乳酸菌が減ってきます
物質代謝の異常がおこります
腸内細菌は腸内の余分なコレステロールを排泄型コレステロールに変化させます。
腸内細菌叢の乱れからくる有用菌(とくに乳酸菌群)の減少は、脂質代謝を異常にして、動脈硬化の最も大きな原因である高脂血症を発症させる引き金になります。

★毒性物質を産生する菌が増加します
有害物質を産生します、健康を害する有害菌の中には、消化し残したタンパク質などの栄養素に作用して、発ガン物質をつくるものもいます。例えば病原性大腸菌やシュードモナス菌は、大腸ガンの原因となるニトロソアミンを合成する酵素を作ります。

また、肝性昏睡を引き起こすアンモニアや、皮膚ガンを起こすフェノール、強い血圧上昇作用のあるチラミンをそれぞれに合成する菌もいます。病原性大腸菌などは、さらにビタミンB1を分解して、栄養障害を起こすことが解っています。
また、腸内での病原菌の増殖が起こります、腸内細菌叢が乳酸菌などの有用菌(善玉菌)が多い環境になり、微酸性になって安定している時は、体内に侵入した弱アルカリ性を好む病原菌(例えばO-157など)は胃腸管に定着、増殖することができずに排泄されてしまいます。しかし、腸内細菌叢が乱れていると、これらの病原菌は乱れた腸内細菌叢のすきまに定着して増殖し、私たちのからだに悪影響を及ぼします。
7.疾病と障害に結びつく
そしてさらに次のような疾病や障害に結びついていきます
臓器障害 脳卒中 ・ガン ・ 高血圧 ・ 心臓病 他

皮膚障害 肌荒れ ・ じんましん ・ 吹き出物 ・ ニキビ
感染症 腎盂炎 ・ 大腸炎 他
脳への影響 頭痛 ・ めまい ・ 肝性昏睡 他
その他 下痢 ・ 便秘 ・ 体臭

日頃から腸内に乳酸菌などを増やして腸内細菌叢を整えることが、健康への第一歩だと言えます。

「腸内細菌」と老化 ◇ 腸内細菌は、歳をとるとともに低下していく様々な機能に対して働きかけ、その機能を維持し、低下を抑制することがわかっています。

「腸内細菌」とホルモン ◇ 腸内細菌は、コレステロールを分解して排出するとともに、私達のからだにとって有用なホルモンを産生することがわかっています。腸内細菌(叢)のバランスの良し悪しは私達が健康に生きられるかどうかにまで関係してくるのです。
8.70%の免疫細胞は腸管に
ガン克服の鍵を握っている免疫力、それは「腸」にかかっている。

善玉菌の割合が増え、腸内環境が改善されると腸管免疫が活性化する。人間の腸管には免疫細胞であるリンパ球全体の、じつに70%以上が集中しています。そして、腫瘍免疫(ガンに特異的に働く免疫)も、なんと体全体の80%近くが腸管に集中しています。 つまり、これらの免疫機能=腸管免疫を活性化させれば、ガンに打ち勝つための全身の免疫力が高まるのです。ですから、「腸を治せばガンは治る」と言えるのです。

人間の腸内には、人間の体を構成する約60兆個の細胞よりもさらに多い数の腸内細菌が住み着き、消化吸収や免疫に関わる大きな働きをしています。腸を治すには、全部で100兆個とも言われる腸内細菌(腸内常在菌)のバランスを整えることが、まずポイントとなります。
腸内細菌には多くの種類がありますが、大きく分けると、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類になります。このうち、善玉菌の割合が増え、腸内環境が改善されると、腸管にある免疫細胞の集まった組織(集合リンパ節)である、バイエル板の構築・育成が促進されることが分かっています。

悪玉菌は、動物性脂肪・動物性たんぱく質を大好物としています。これらを多くとり、悪玉菌の勢力が拡大すると、人間にとって有害な成分が腸内にあふれ、腸内が腐敗し、免疫力が低下し、その害は全身に及び、病気、老化、アレルギーを促進させます。

一方、善玉菌は、乳酸菌、ビフィズス菌、オリゴ糖、食物繊維が大好物です。これらを多くとると、善玉菌が多くなり免疫力は向上し健康維持、疾病の改善には非常に重要なものです。現代人は食生活が偏っているために、この免疫システムが十分働かず、アトピーや花粉症などを一層ひどくしています。そして、さらにはガン細胞に対する免疫細胞の攻撃力をも減退させているのです。このような状態から、ガンの予防再発を防ぐ意味からも納豆菌BN株や乳酸菌エンテロコッカスフェシウム(BIO株)が活躍します。
9.腐敗便を無くする納豆菌
タンパク質や糖質を分解し消化を助けます。

腸内細菌の産生する酸の刺激によって腸の蠕動運動が活発になり、消化活動が促進されます。

腸内有益菌のビフィズス菌や乳酸菌を増やします。納豆菌をたくさん摂らせてやると納豆菌をとらない人に比べて、乳酸菌が10倍ぐらい増えます。

悪玉菌の増殖を抑え、その害をなくします。

下痢や便秘を改善します。

免疫力を高め、風邪などを予防するほか、免疫の異常によって起こる病気の予防に役立ちます。
10.納豆菌と血糖値
ふつう、納豆菌ダイエットで体重が急激に減少することはありません。食事の量が変わらなければ、徐々に体重は減少していきます。すぐに効果が実感できないものは信用できない、という方もいるでしょう。そういう方は、血糖値を計ってみましょう。納豆菌が腸内に住みつくと、ブドウ糖を食べてくれます。そのため、血糖値は目に見えて下がることがあります。
このように乳酸菌が増えると免疫力を高め、風邪などの感染症やガンを予防するほか、リウマチ・アレルギー・膠原病など免疫の異常によって起こる病気の予防や治療に役立ちます。

とくにガンの方は、腸内環境が悪化(悪玉菌が多くなっている)しており、この異常な腸内の菌叢バランスを改善することで、免疫力をあげて、ガンに対抗していくのですが、この時に腸内有用菌を増やすことができれば、効率的に全身の免疫力を上げ、抗ガン成分を吸収することができ、ガンの再発予防とQOLの改善が期待できます。

このように免疫と腸内細菌の関係は、長い生命の歴史の中で、私たちに生きることの深遠さを教えてくれる最も象徴的なものといえます。そして同時に、生命の力を利用した技術、すなわち(バイオテクノロジー)においても、免疫と腸内細菌の関係は、最も私たちの生活に貢献度の高い重要なものです。