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お薦めBookの要約集
がんに関する情報

ガンは自分で治せる4

(安保 徹 著/マキノ出版)

第四章 ガンと分かったらまず生活を見直す

ガンと分かったら交感神経緊張状態から速やかに脱出しなければなりません。
本人がどの程度仕事をセーブすれば楽になるか、自分の体に尋ね心の緊張に歯止めをかけることです。あせらずゆっくりと休養してください。ガンになるのは顆粒球の増多→活性酸素の大量発生→組織破壊の進行→組織の再生の繰り返し→増殖遺伝子に異常が起こる。血流障害→老廃物、発ガン物質の停滞。リンパ球の減少→免疫力の低下。排泄、分泌能力の低下→NK細胞の働きが落ちガン細胞の増殖を許してしまう等です。

現在の世の中は満たされて基礎体力も充実しています。免疫を高める治療を選ぶことでガンの進行は止まり治癒へと導くことが出来ます。ガンに掛かったからと言って、今日明日にどうかなると言うことはありません。ガンの治療で最も延命率が低いのが抗ガン剤の投与を受けた人たちです。告知されたら悲観せず、心を落ち着け緊張をほぐし、自分が納得の出来る治療を検討してから治療方針を決めましょう。

転移が起こるとき発熱します。これはリンパ球がガン細胞を破壊するタンパク質を使ってガンと戦っています、その影響で組織周辺に炎症が生じ発熱するのです。ガン細胞は熱に弱い性質があり、この発熱がガン攻撃に役立ちます。転移時の発熱は人間の体に備わった天然の温熱療法なのです。

やがてリンパ球に打ち負かされ原発巣から散らばって他の組織に逃げ出してゆく、これが転移なのです、リンパ球は追い詰めて撃退してしまいます。誤って解熱剤を使って熱を下げたり、免疫力を下げたりすると、ガン細胞は転移先でぬくぬくと生き延びてしまうのです。

重労働と栄養不足を強いられていた昔と異なり副交感神経優位の現代、ガンは生活習慣を改めれば自然退縮して当たり前、それが現代のガンです。ガンになったのはその人が相当の無理を重ねてきたからであり生き方そのものにガンを生む土壌があります。生活パターンを見直すことが治癒に繋がります。医師の説明に納得がいかないときは他の医師にセカンドオピニオンを聞くことも大切です。担当医の知り合いや、推薦は避けることです。

代替医療

代替医療の一つは針治療や漢方薬治療等の東洋医学があります。温泉療法、ヨガ、アロマセラピー、太極拳、気功など自分の体が楽になると実感できるものがあれば試みると良いでしょう。体調を整える上で大切なのはバランスよく食べると言うことです。満遍なくいろいろな食品を摂って下さい,特にきのこ類や海藻類など食物繊維の多いものをこまめに摂る事です。

体がだるくなければ出来るだけ体を動かすようにしたいものです。
爪揉は手軽に副交感神経刺激が出来る家庭療法としてお勧めです。親指は呼吸器、人差し指は消化器、小指は循環器の働きを高めます。
37から38度ぐらいの、ぬるめのお湯にのんびりつかりましょう。入浴後は水分を十分に補給しましょう。
笑いは最高の副交感神経優位の世界です。笑いを誘うものをどんどん見ましょう。