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お薦めBookの要約集
がんに関する情報

ガンが消えた マイナス水素イオンの軌跡

(鶴見隆史著 要約 幻冬舎刊)

ガン食事療法全書 概要

肉体の内臓、器官、組織の代謝には調和が保たれていなければならない。代謝に乱れが生じるとそれが病気の始まりになる。

食事の3/4は全ての種類の果物、新鮮な野菜(冷凍したものは駄目)、無精白のライ麦か小麦で作ったパン類、乳製品、甘味料は赤砂糖、蜂蜜、カエデ糖など。

残りの1/4は、各人の好みで構わない。肉、卵、ナッツ、キャンデーやケーキなど自分で選んでよい。タバコは駄目、酒は控えめに、強い香辛料は避ける。野菜の調理法は水を加えずそれ自身の水分で煮ること。
カリウムとナトリウムの体内バランスを重視し、必要なミネラル、ビタミン、酵素を自然の取り合わせで、かつ不足させないように摂る。出来る限り有機栽培の野菜や果物を新鮮な状態で食べよう。

ガンは単純な細胞の問題でなく、体全体の代謝の質を低下させていくような多くの有害な要素が蓄積され、肝臓の働きが次第に阻害された結果出て来る病気である。  

血液中では完全に生き延びられるガン細胞も炎症滲出液の中ではすぐに死んでしまう。これは炎症という現象が起きればガンに特有の代謝はストップさせられ、ガン細胞は激しい酸化現象を伴う炎症反応の中で死滅せざるを得ないことを意味している。

組織培養器の中ではガン細胞は39度でダメージを受け、42度で死滅すると見られ、正常細胞は43度でダメージを受け、死滅するのは46度から47度であろう。

飲食物は病的な状態を起こすことも出来、善悪、穏健、凶暴など全ての性格をつくる要素になる。
ガンからの回復は他の主要な器官にトラブルや破壊が起きていない場合、肝臓をどこまで回復させられるかにかかっている。

肝硬変には大量の炭水化物を食事から摂るとよい。また十分な生物学的価値のある蛋白質をとらねばならない。患者が必要以上の蛋白質を摂っても過剰のリスクはほとんどないので高蛋白質の食事にする。

コリンやメチオニンの肝臓を保護する働きが、脂肪の過剰摂取で失われる。脂肪は最小限でよい。

細胞内のカリウムグループ優勢の器官が約60%、ナトリウムグループが優勢の器官が29%で、両者の境界にあるものが11%である。

甲状腺の機能亢進症は甲状腺中のヨード量が低下し、血中ヨード量の目立った増加になって現れる。
基本的に重要なミネラル(カリウム、ヨード、燐)、酸化酵素や補助酵素、ホルモンが必要である。

これら全ては体の中で活性化され、再活性化されねばならない。ガンの治療とは腸管および腸管外の栄養吸収により全体の代謝とともに病気に対する自衛力と治癒の機能を回復させることである。

適切な栄養が全般的な健康にとって大切である。

ここ十年から二十年の間に野菜や果物中の蛋白質の含有量は低下しカリウムの含有量も低下し、逆にナトリウムの含有量が増えている。有機栽培の野菜や果物を使わざるを得なくなっている。

病んだ腎臓は過剰な塩素で過度に刺激されたり、過重な負担をかけられることがなくなると、驚くほど短期間に回復する。断塩食で体をクリーンにすることは全身のナトリウム、塩素、水分を減らす、そして細胞の浮腫をなくす。

負の電荷にチャージされるカリウムグループのミネラルと正の電荷にチャージされるヨード゙物質の活性化のための道を開く。

この変化によりガン細胞は代謝率を上げざるを得なくさせられるらしい、ガン細胞は醗酵でしか生きられない、だから新しく、かつ急激な変化に適応出来ない。そして崩壊し死滅する。
そこで全ての主要な機能、再蓄積されたミネラルの代謝という機能、体の解毒作用などが治癒力の向上のためには不可欠で、肝臓の働きに集約的かつ最終的に係っていると言える。

断塩食の勧めと食事

病気の程度にあわせて。断塩食を勧める。

植物の生産性を保つためには失われた硝酸やカリウムを土壌に返してやらねばならない。銅、マンガン、コバルト、鉄、ヨード、ホウ素、亜鉛がppmレベルの微量ではあるが必要で、これが欠けると植物も動物も病気になってしまう。

ガンの治療食とそのつくり方。この治療食は普通の食事とは完全に違うものである。果物、葉菜類、根菜類の絞りたてのジュース、サラダ、水を加えずに煮た野菜シチュー、スープ、塩抜きのライ麦パン。

治療開始六週から十二週後に動物性蛋白を加えるようにする。

禁ずべきもの。タバコ、塩、強いスパイス、お茶、コーヒー、ココア、チョコレート、アルコール、白砂糖、白い小麦粉、キャンデー、アイスクリーム、菓子、ナッツ類、茸、大豆製品、漬物、きゅうり、パイナップル、全ての水分の多い液果類、飲み水、アボガド、缶詰や保存食品、硫黄で漂白した豆類、冷凍食品、燻製品、乾燥または粉にした食品、缶・瓶詰めのジュース、全ての油脂類、塩の同類品。

一時的に最初の数ヶ月禁ずべきもの。ミルク、チーズ。バター、魚、肉、卵。

調理用具で使用していけないもの。圧力調理器、蒸気調理器、アルミニウム製品。普通のジューサーや遠心分離機式のもの、ジュースミキサーなどは使わない。

使用可の調理器。ステンレス、ガラス、ホーロー、土器、鉄の鋳物、ブリキ製品。
乾燥した果物でも硫黄で漂白されていないものは使っても問題はない。

・ジュースは必ず絞りたてのものを飲むこと、作り置きすることは出来ない。

・水を飲んではいけない、胃の許容量の全てをジュースとスープで当てるためである。野菜は水を加えず弱火でゆっくり調理する。強火にするとミネラル分が体に吸収されにくいものになり貴重な成分が失われる。

イモ類や赤ビートは皮をむかずに水を入れて調理する、皮をむくと皮のすぐ下に蓄積されているミネラルやビタミン類が失われるからである。調理したスープなどの食品は冷蔵庫で48時間は保存してよい。

ペパーミント茶はお湯2カップに乾燥葉、おさじ一杯を入れ5分間煮たてて煎じる。

少量のヨードはガン細胞の成長を促進し、大量に与えると異常な成長を抑えるという結果が出ている。
甲状腺はカリウム群のミネラルの再充填を容易にし、色々な組織や細胞から、外にあるべきナトリウム、塩素、水分を取り除くことも行う。

最も大きな問題は、生きよう、治ろうという患者の意志の問題である。体の回復には患者の精神状態、家族の心理的協力、環境が重要な役割を果たす。

これで病は治る

体のほうが病をつくり出す生活をしている限り、造病と治療のシーソーをしているのである。病気とは治そうとする自然の反動である。従って大自然の営みに順応することが生命復元の根本とされなければならない。
片瀬原理は血液酸塩基平衡学を唱え、血液は弱アルカリ、即ちアルカローシスpH 7.4~
7.5であらねばならない。病の本体は皆血液の酸濁化である。

症状とは自然良能の現われであり、血液酸性の状態をアシドーシスといいpH 6.8程度を示す。この非生理的状態になったときが総ての病の基となる。

アルカローシスの生理的血液を保持するには精神的、物質的に生活環境の不善を正し心身ともに健全になせば天寿を完うすることが出来る。胃腸を丈夫にすることが、万病を防ぐ重大なポイントであり、自然良能を鼓舞するものは精神力であり、苦悩を一変して感謝歓喜の精神になるとき、初めて良能が働く。
生命亡きもの、それは不自然食である。

生食は含有するカルシウムをはじめ各種の無機塩類は活性であり、電解してイオン状態で有機的に働く。火熱加工されたものは生命力を奪われ無機状態に変じているので、あまり意味を成さなくなる。又、物によっては毒として働く。

アシドーシスの症状

特徴としては,才子型、長身虚弱体質で頭は鋭敏、感情的で興奮し、熱狂しやすく、冷めやすい性格の持ち主に多く、驚き、悲しみ、怒り、嫉妬が内分泌系を乱し、脳神経を混乱させ、アシドーシスを起こす。

心身症ヒステリー、ノイローゼ、自律神経失調症、不眠症、動悸、胃酸過多、胃潰瘍、胃下垂、めまい、頭痛,頭重、眠精疲労、のぼせ、冷感、熱性痺れ、震え、発汗、耳鳴り、圧迫感、慢性便秘、腹痛、腰痛、背痛、月経不順、性欲減退、あくびの連発、不安感、恐怖感などの症状を呈する。

アシドーシスになる食事

白砂糖、肉、卵、魚、白米、白パン、鳥獣肉などである。飽食は必要な栄養素を体外に排泄する作用が働きバランスを崩すことになり、神経質な、こせこせした、腹立ちやすい、人を憎みやすい性格になる。

大食、荒噛み、過冷熱食、刺激食など不自然不合理な日常生活に心理的な原因が加味されたとき胃潰瘍などを発症する。 酸性食を排除するには 生野菜サラダ、梅干、骨ごと食べる小魚、海藻、汁(よめな、はこべ、せり、オオバコ、スミレ、露草など野草の活用)などの方法があります。

血液がアルカローシスの状態 自然は無限の良薬、生きる力を恵んでいる。大自然順応の生活を続けるとき健康に恵まれる。種子類『玄米、豆類、粟、ひえ、トウモロコシ、キビなど』と野菜を組み合わせたとき、完全栄養食となりカルシウムや其の他のミネラル、ビタミンなどをバランスよく含み、歯芽と骨格も丈夫に保ち、子供はたくましく成長し、大脳組織も健全で少々の刺激では興奮しなくなる。

病も無く、めがねも要らず薬もいらない。医者もいない自然生活の理想郷が山岳地帯の王国にみられるごとくアルカローシスに保つことが総ての病をなくす健康の秘訣である。

アルカローシスになる食事

玄米、麦飯、雑穀類、新鮮な野菜、海藻、生魚、果物、ミルク、水と食塩を基本として、 とろろ芋、小麦胚芽、みそ汁、ぶどう酒、お茶、青汁、黒糖、ミネラルウォター、昆布、たまねぎ、もやし、納豆、肝の生、あわびの刺身、こんにゃく、ナメクジ、でんでんむし柿の葉茶など。

カルシウムの欠乏は血液の酸性化アシドーシスを招く。カルシウムの吸収にはビタミンDが作用しビタミンKがカルシウムをイオン化する働きをなしている。

結核菌や水虫は血液がアシドーシスの状態で繁殖し、アルカローシスの状態では繁殖できない。かように免疫力の助けにもなっている。

血液中のカルシウムはたんぱく質結合型とイオン型が6対4であるが、慢性病になるとイオン型が1/3となり、死の直前は1/7となっている。

病気とその対応

腎臓病 正リン酸石灰のコロイドを持つカタツムリが良い

動脈硬化、心筋梗塞、肝硬変、脂肪肝 植物性の油リノール酸の活用。

動脈硬化 澱粉の過食から来る、栄養のアンバランスであるから食事療法でよい。

肩こり ビタミンBの欠乏、血液の循環不良と硬直、内臓の異常から来る。

通風 尿酸塩の沈着による、アルカリ側のプリンタイの少ない食品を摂る。

白髪 肉体的、精神的過労、栄養不足から来る。

低血圧 玄米菜食にて改善する。

近視 カルシウムの欠乏、でんでん虫が良い。

トラホーム 枇杷の葉エキスまたは燻煙、青酸の働きで殺菌されて直る。過剰厳禁。

宿便 万病の元、芒硝等で排除すれば万病を一元的に治す。ビタミンC不足

糖尿病 ビタミン、ミネラルの不足、かぼちゃ50g/日で全快、たまねぎ等

消化不良 大根おろし、パインなど消化酵素の活用。

皮膚炎 ビタミンA不足が多い、にんじんなどカロチンの多いもの活用。 脂肪食の取り過ぎ   トマトを併食すると良い。

「など民間薬等の紹介記載あり」

ガンの特効薬 副作用も皆無 有効率55%に!

1985年東風睦之博士がイチジク抽出液からハツカネズミの腹水がんの移植阻害に有効な成分を分離しベンズアルデヒドと同定し、ブドウ糖と化合させて水溶液とした後末期がん患者六十五名を対象に治療効果を調べ、有効率55%を得、副作用も皆無でした。

 この結果が権威のある学術誌に掲載されたのですが、追治験の論文は一切受理されないのです。

私はこの論文の整合性と価値を見抜き、東風博士が経営される一条会の病院へ勤務医として参加し、その治療の成果を自分の目で確かめました。

 院内の全患者が回復期という明るい雰囲気が支配していました。
これを「がん特効薬」として認めたら世界中のがん研究機関の研究目標が消滅してしまいます。だから画期的な発見がなされてはいけないのです。

そんなに簡単に「がん特効薬」などが発見され普及しては困るのです。現代の社会を支配しているのは、正義に基づいた純粋で崇高なものではありません、現代社会は極端に病んでいるのです。真理も正義も及ばないのです。

医師の多くは悪意からではなく与えられた知識と経験に基づき真面目に処置、処方しています。醜い真相を知らないからです。患者側も、がん治療に有効かどうかは問題ではなく、文句なしに医師の指示に従っていくのです。

発ガンのメカニズムは、発ガンのプロセスを進めるチロシン・キナーゼという酵素の基質受容体が、構造の似ているベンズアルデヒドをチロシンと誤認して受容するので付着できなくなり、チロシン・キナーゼの酵素活性が低下し発ガンのプロセスが停止するのです。

ベンズルデヒドは少量ではあるが生のアーモンドに含まれています。毎日30~50個食べれば初期のがんは治ります。三共製薬のビオタミン,東和薬品のビオトーワが消化液で加水分解を受け、制がん作用を発揮します。これはどのような種類のがんにも有効です。

一日一錠の内服を三週間続け、四週目毎に4~5割増量してゆき、30錠を服用すると、軽度の進行がんも治療可能です。発ガンを予防するには十日に一回10錠服用。パラヒドロキシベンズアルデヒドは一日2.5mgを三週間続け四週目毎に4割り増量し、最終15gを続用すれば極端な末期がん以外は生還可能です。

治療体験者

(治療体験者のカルテあり)
【付録】らくらく健康法
「純粋の蛋白を経口摂取すると、消化管でアミノ酸となり、吸収されて肝臓に入り、蛋白質に再合成される際に合成エネルギーを消費する。

その結果、皮下脂肪、血管沈着物などの体内沈着物などの体内余剰物が分解燃焼して、この合成エネルギーの供給源となる」この方法だとつらい食事制限や運動療法をしなくても、純粋蛋白を摂取するだけで同じ目的を達する事ができる。純粋蛋白は容易に入手できませんが、固ゆで卵が代用品として済ますことが出来ます。その主成分が核酸と蛋白だからです。

理想は一日20個ですが10個程を続けてもダイエットできる。弱点は核酸が尿酸の原料なので通風を発症する可能性があることです。尿酸排泄促進剤ベンズマロン、トレビアノームなどを一錠服用すれば通風には至りません。高血圧も正常化、糖尿病にも好影響を及ぼします。

第一章 青葉の会誕生物語

51才の時たまたま受けた検査でスキルス性胃ガンで余命5ケ月位と宣告される。手術2日前外出許可をとり、クロコダイルのバックが売れ、達成感と喜びからガンのことは心から消えた。手術から2日目にベットから降りる練習、5日目で歩く練習,10日目には病院内を歩く。

術後4週間目に退院。一週間後には店に出た。3年後ホノルルマラソン完走。抗がん剤は使用していない、びわ温灸と尿療法のみ実施。

胃は4/5切除、胆嚢、脾臓、十二指腸の一部をとりました。

『外科医としてはなるべく少なく取って、大きな効果を挙げるのが望ましい、転移して再発したらまた取ればいい、特に大腸ガンなどは取ったほうが良い。肝臓や肺への転移なら基本的に手術が良いが、胃ガン、乳がん、膵臓ガンなどから肝臓や肺に転移したものは、そんなに成績がよくない。

医者との信頼関係が築けない医者なら特にセカンドオピニオンを受けるべきです。陽子線や重粒子線は効果が高いが適材適所で選ばねばならない。』
ヒイラギの会に入会、富士登山、ホノルルマラソン後取材があり、福岡で患者の会を立ち上げると宣言、ヒイラギの会福岡支部として25名集まって発足、一年後青葉の会に改名した。12年前のことであり現在290名です。

活動はグループ単位で、薬膳料理を基本として食を実践する人参グループ。
丹田呼吸法を実践する鉛筆グループ。野山を歩いたり登山をする山彦グループ。他に医療グループやコーラスグループもあります。年に一回講演会。年に一回一泊セミナーを開催しています。

『1982年漢方、気功、鍼灸が出来るホリステック医学(体、心、命丸ごと一本のものとして捉える医学)を目指し帯津三敬病院を設立した。患者がその治療法を信頼し、医者もその治療法を信頼し、さらに患者と医者の間が信頼の絆で結ばれている、これが医療の基本です。

主治医を信頼出来ないと思っている時の治療は何であれ止めたほうが良い。心から信頼していないと絶対に駄目。
「慌てない、焦らない、諦めない、希望がもてます、楽しみながら克服しませんか」臓器と臓器、組織と組織、細胞と細胞の間に見えない繋がりがある。

西洋医学と自然治癒力を高め「癒し」を目指す医療と統合して医療者の関係性を常に限りなく高めていくことが必要だ』

第二章 私の足跡

昭和20年6月仙台市で生まれる。4男2女の末子として育てられる。小さいときから負けず嫌いでやることは男の子の遊びが主でした。中学三年のとき父が死亡。母は百歳まで生きる。外資系の製薬会社に社長秘書として勤務、ここで会社の業務で表に出せない現代医療。

薬の功罪の裏の裏を知るこことなる。子供に夢を持たせるために手作りでサンタクロースを主人にさせ、好評で近所にも波及、教え子などに手伝わせて33年間続けている。自宅でのコンサートも好評でこれも続けている。継続は力、青葉の会の活動にも当てはまる。講演会など思いを伝えることで何時の日か結果がついてくることを、教えられました。

インテリアの店に17年勤め、閉店後『(有)セレクション松尾』を開業。半年後51才の時にガン、このままだと後5ヶ月という宣告を受け、奈落に落ちました。入院は公表しない、外国に出張していることにする。要望・注文は可能な限り受け、病院から対応する。入院中の心得、過去は振り返らない。愚痴らない。薬、鎮痛薬は極力使用しない、頼らない。抗がん剤は打たない、飲まない。食事は油、塩分、糖分を控える。

病院食は摂らず、主人に指示して食材を買い、調理。特に野菜の煮物、蒸し物。新鮮な小魚などで乗り切る。術後2日目から部屋で歩く。5日目から点滴台やチューブを持ち1階から5階まで上り下り。1ヵ月足らずで退院、一週間後復職。一年後の検診で異常なし。退院後の心得。情報に振り回されない。自分の体の状態にあった生活パターンを考える。人と比較しない。

出来るだけ体を動かし自分にあった運動を見つけ、継続して行う。油、塩分、糖分を見直し、小豆と玄米と菜食を心掛ける。ガン仲間の治った人の話を聞く。治ったら何をすると目標を持つ。体を冷やさない。自分に出来る呼吸法を身につける。

飲尿療法(朝・夜200cc)、びわ温灸、びわの種一日3ケを食べる。コンニャク湿布(肝臓、丹田、腎臓にびわの葉とともに当てる)時間の許す限り歩く、丹田呼吸法を一日2回行う。
福島市、石牧市を4~5ケ月に一回訪問し支援物資やカンパを届けている。

釜山の韓方医療見学ツアーも有意義で、再訪問も出来た。
これらの体験も私にとって効果があったやり方が他の人にも効果があるとは限らない。最後は自分で考え判断するしかありません。自分が自分の主治医と言う気概を持って取り組まれれば道は開けてくると信じています。

第三章 ガンをどう捉え、どう克服するか

がん患者に伝えたいこと...
新潟大学名誉教授安保徹CT検査、MRI 検査、腫瘍マーカー各種でガンの診断は格段に進歩しています。日本で一年間にガンと診断される人が65万人、亡くなる人が30万人くらいです。

ミトコンドリアは有酸素下で働き、37℃以上の深部体温で活性化しています。体が低体温、低酸素になるとミトコンドリアを削る反応が起りがん化して行きます。

低体温、低酸素を作るのは忙しさや心の悩み、忙しかったら休み、悩んだら其処から逃れる工夫をすると、 解糖系反応は自然に抑制されガンは自然退縮するでしょう。

早期発見が熱心に行われると自然退縮前にがんが発見され、発見そのものが大きなストレスとなり低体温、低酸素の体調を作り、ガンが増え続ける社会が出来たと思われます。
ガンが消えていく過程は、ガンが進行する過程と逆の過程をたどっている。

悪性度の高いガン→普通のガン→早期がん→良性腫瘍といった過程で、今まで考えられて来た様な絶対的な悪で体を破綻させる存在と言うガンに対するイメージは当てはまらない。

12億年前の地球で生まれた解糖系生命体にミトコンドリア生命体が寄生して真核生物が誕生した。酸素が地球に出現したのは、光合成細菌が生まれ、老廃物として酸素を大気中に放出するようになってからで安定した寄生が成立しなかった。

ミトコンドリア生命体が分裂抑制遺伝子を持ち込んで、解糖系生命体の分裂を止めたり遅くしたりすることを可能にした。私達真核生物は、ミトコンドリアの多い細胞は分裂できず、ミトコンドリアの少ない細胞だけが分裂を許されています。

解糖系は33℃が至適体温で、ミトコンドリア系は37℃が至適体温です。解糖系は糖しか利用できないが、ミトコンドリア系は解糖系で使い終わった乳酸を使うほか、脂肪を使うことが出来ます。
必要な瞬発力は解糖系に依存し、交感神経が緊張し、血管が収縮し、低体温、低酸素、高血糖の内部環境が作られます。

この状況は危険が去ると元に戻るはずですが、人間の場合ストレスを抱えながら無理を続けることもあるでしょう。もしその人が低体温、低酸素、高血糖が続くことになると、この条件で生きるための細胞の適応反応が起ります。

そもそもミトコンドリアの分裂が少ない細胞の中からミトコンドリアを削る反応が起る、これが発ガンのメカニズムです。発ガン物質や遺伝子の異状によって出現すると考えられてきましたがこれは少数で、ガンの大部分は無理な生き方で起る病気なのです。

第一は、ガンと診断された人の頭は恐怖や不安で一杯になり、交感神経を刺激して低体温、低酸素、高血糖の内部環境を助長します。今までの生き方を見直す、仕事を減らしたり、悩みを取り除く計画を立てることです。

第二は考えも見直すこと、人を許せない、あれだけは譲れないなどなど強い思い込みが、生き方の無理や脅迫感情を招いている。感謝することです。

第三は体を温めること、軽い体操をして血行を良くする。数回続けて深呼吸をしましょう。第四は食事の工夫です。肉類を裂け、野菜や魚中心の伝統的日本食が良い。
ストレスの最大のものは忙しさと心の悩みですから無理をしない、常時筋肉を鍛え、学習を続け頭を使う。運動不足、学習不足、降圧剤の使用が血流を低下させ、生きる力を奪います。塩分の控えすぎも活力を低下させます。

笑いは最高の抗がん剤

命の落語家 樋口強 岩手での「樋口強命の落語講演会」を松尾さんが聞きに来られ、満席で熱気にあふれる会場やガンの仲間たちが輝いている様子を確かめ、福岡での落語講演会を青葉の会正式の発足の3ケ月前に企画され、首の骨までに及ぶがん患者の西川さんが、「笑いは最高の抗がん剤を知ってもらいたい。ガンの仲間と家族、それが笑いと笑顔で繋がっている、そんな講演会にしたい」そんな気持ちが伝わって福岡での講演を引き受けました。

この西川さんの情熱に心うたれ2時間笑いっぱなしの舞台をやろうと気持ちが固まりました。皆さんの強い後押しがあり3年続けて行いました。

私はガンになって19年経ちました。治療で入院している時、妻から「何かして欲しいことある」と私の辛そうな姿を見て言いましたから「気を使わないで今までどおり付き合って欲しい」と頼んだら「分かった」と一言言ってそれを実行してくれました。本人よりも家族のほうが辛いと今になって思えるようになった。ガンと知ったとき「どうして私が」「なぜ私が」と言う自問です。

いつの間にか次第に暗い世界に入り込み、孤独の迷路をさまよい始めます。なかなか抜け道は見付かりません。誰も何も信じられなくなった。その時に「こっちだよ」と明かりを灯してくれるものがあるんだと感じたとき、理屈では説明できない力が体の中から湧いてきます。肩の力が抜け、笑顔が戻ってくるのです。八方塞の時に背中を押してくれたのが笑いや笑顔でした。

あなたが変わればがんも変わる、人生も変わる

日本笑い学会副会長・医師 昇幹夫
胃腸は心の鏡、皮膚は心模様を表す。「ガン、即、死に至る病」と言う思い込みが不安を増幅して免疫力を低下させる。ガンをはじめ生活習慣病はその原因を改めなければよくなりません。原因は頑張りすぎ。食の問題、一番大きいのが心の持ち方です。

ガン教育は子供から   日本対がん協会会長  垣添忠生
子供たちを教育することによって、親たちは、子供が熱心に説く噛みタバコ,喫煙などが健康へ影響することを理解し、納得して禁煙するようになった。

一種のしつけの様に知らず知らずのうちにがんや人の命のことを学び、それを家族と話し、親にも働きかける機会に繋がれば素晴らしい。力を結集して国のがん対策を補完することが出来れば、血の通ったものとなるでしょう。

活動に心打たれ会員に

内科医院長医療アドバイサー  石井文理(西式健康法)
「あおば通信」は自然療法を求めている当院と同じ治療法が随所に見られ。玄米菜食の素晴らしさを再認識した。がんの原因は血液中の一酸化炭素なのて、これを減らすために温冷浴、裸体操、朝食廃止、青汁飲用、腸洗浄、水酸化マグネシウムやビタミンC摂取、断食等を実行してください。温と冷を交互に行い、最後は冷で終わる。温冷により 動静脈吻合を活性化させ血流の循環を良くすること。

自然治癒力の再評価こそ医療改革への道標

ホリスティック経営コンサルタント 寺山心一
腎臓がんで余命2ヵ月との告知を受け、自然治癒力を高める努力の結果3年半でがんは消失、30年後も再発することなく経過。がんは今までの悪い生活習慣を正しい方向に変えることで治癒していくことが出来る。死を恐れるという感情、誰にでも訪れる死を素直に受け入れることで心が安定する。さらに心の意識から精神、魂、神、空、無の意識へと高まっていくに従い本当に愛と言う意味がわかり、ありがとうの本来の意味が腑に落ちてくる。

師匠のような人

いきいき健康長寿研究会 春名伸司
41歳のとき中咽頭がんⅣ期を宣告され、自分の生活習慣を顧みると多くの原因が見事に浮かび上がった。暴飲暴食、不眠不休、頑張りすぎ、ストレスまみれ、笑わない、過度の緊張感、怒り、不満、自己否定、全て人のせいにする、コンプレックス、妬み、ひがみ、生きるためには不要な思いを全部捨てた。結果的には手術は受けたが、他の治療は一切断り、5年間やりした。再発も無く15年経過している。自分の体験と気功を教えている。 運ではなく自分の覚悟次第である。

第四章青葉の会の活動

2004年第一回講演会を樋口強氏の落語講演会で開催、初回500名以上の大成功、三年連続開催した。以後毎年開催している。第七回は国立がんセンター名誉総長、垣添忠生氏に依頼。先生は最愛の奥様を末期がんでなくされ「妻を看取る日、国立がんセンター名誉総長の喪失と再生の記録」を読んで感動。講演を依頼した。懇親会で参加者一人ひとりにスピーチを求められ、お互いの立場を尊重しながら、よりよきガン治療の方向性を共同開発していきたいというアプローチを感じました。第八回は青木新門先生。生と死は表裏一体と言う捉方で考えて行く、視野を広げてみたり、固定観念に捉われない柔軟な発想をすることが患者に求められている。死と言うテーマを真正面から扱われた。
食と医を考える一泊セミナーを年一回開催。毎回30~40名参加している。一日目食の講話、自己紹介、体験談、質疑応答、自由時間。2日目部位別のグループに別れ治った先輩が治すコツなどを伝授したりする。
グループ活動。医療グループ活動は総会後の交流会、新春交流会、一泊セミナーでの部位別ミーテング、地区別交流会。他者に寄り添う心でゆっくりと話を傾聴し情報交換もしっかりと行う、のんびりとした雰囲気で交流できる場になっている。
にんじんグループは料理教室及び復習に勤め、学んだ事を食卓に生かして免疫力を上げ、自分自身の持つ自然治癒力を強いものにして健康の回復と維持へとつないでゆくことを願っている。自助療法としてびわ温灸、コンニャク湿布、砂浴などにも取り組でいる。
やまびこグループは体力に合わせて無理をせずに自然と触れ合い、自然な空気を吸いストレスを発散し、免疫力を高めるところにある。活動の1つは純粋に山登りを目的とする活動である。食べられる山野草の学習、薬草摘みなど。
えんぴつグループは絵手紙教室のほか読書、短歌、俳句等折に触れ行っている。月2回丹田呼吸法の時間が持たれるようになり、気功法を年間を通して続けている。
コーラスグループは毎月一回童謡、唱歌、抒情歌などを二時間ほど楽しく練習しています、
会報「あおば通信」は年4回、B5判十ページで発行しています。新入会員の自己紹介や入会の動機。行事やグループ活動の紹介。感想。医療の専門家の寄稿などで構成しています。
清水紀子
何時でも何所でも緩和ケアが受けられるようにし、患者の苦痛を軽くすることで前向きに過ごしていくためのお手伝いが出来たらと考えています。
松尾倶子 今自分にとって何が必要か、あれもこれもしたという結果ではなく、これで行くという自分のやり方を掴み取り、継続させること。読者会員として札幌の人もいます。

第五章 私はこんなふうにがんを克服した

若狭信之79才
1981上顎洞腫瘍で左眼球摘出、左全上顎、歯茎も摘出、手術の成功率50%といわれて手術。術後声が出ず話が出来ない。退院二週間前に社長から職場復帰を皆で待つとの電話が私の人生を支えてくれた。
定年まで勤め、福岡へ。病気をがんとして受け止めるだけでなく、本当の人生の友人をもらったと思っている。過去は振り向かないで前向きに生きなさい、足元の花からも応援のメッセージを感じ取る余裕があれば、強く生きて行ける希望も見えてくる。

黒瀬敏雄66才
12年前腎臓がんと心筋梗塞が見付かり手術とバイパス手術を受ける。二年後大腿骨に転移、再手術、再々手術で腰から膝関節までチタン製の人口骨。
今の状況を大変だとは思っていません、むやみに深刻にはならない、悩まないと決めています。恐れないこと、絶対に治る、焦る事は無いと単純に考えるようにしています。

相部美由紀52才
2008卵巣がんで三大療法を受ける。職場復帰して2ヶ月後再発。再発と孤独感と絶望感など一杯だったが「再発なんか皆しているんだよ」との言葉で皆乗り越えてこられたんだと確信し入会。気持ちが安定し、積極的に自助療法、セルフ治療に取り組む。玄米を中心とした自然食、人参ジュース、びわ温灸、丹田呼吸法を続けています。

久江和代68才
直腸ガン。放射線と抗がん剤で治療し、体力が回復し半年後に手術を受ける。一ヵ月後縫合不全で再手術。 食生活の改善、びわ温灸、呼吸法、漢方薬、民間療法を交えて生活の一部としている。骨盤内に再発、重粒子線治療に取り組むことが出来た。
迷いながらも何かを選び前に進んだ結果のような気がする。精一杯生きること、気持ちをうまく切り替えていくことの大切さを学びました。

岡田隆典75才
71歳のとき直腸ガンステージⅣの宣告、10cmに達しており、永久人工肛門になる。半年後肝臓に転移、その後肝臓転移、再度肝臓転移、そのつど切除。気功教室に参加して丹田呼吸を経験する。今度は肺に転移で治療不能と宣告され転医、九大にて手術成功。自己治癒力に頼る、丹田呼吸法を取り入れ、散歩、水泳、山歩き、読書、パソコン競馬など毎日を楽しく充実させ、夕食には晩酌も行い〚最後の晩餐〛を楽しんでいる。

岡田美津代55才
2012乳がん、X線のピンポイント照射を選び、がんを人生のリセットと考え「残りの命は半年」のつもりで人生の総括をする。人間関係に心残りがなくなったので、次は余命を一年と長くして、行きたい所や見たい場所、挑戦したいことを実行。命の長さでなく今日この一日を明るく楽しく感謝しながら生ききれればよい。

藤本倫子92才
大腸、胆嚢、胃のポリープの手術、50才代で子宮ガン切除。2013、13年ぶりにS状結腸癌発症。
私は今なお元気にしています。どんなひどい病気でも自分を落ち込ませないでいつも前向きに頑張ってください。

第六章 他の団体との交流

ヒイラギの会 小形俊子
夫が1991胃ガンになり、患者同士の励まし合いが不可欠と〚ヒイラギの会〛設立。私も肺ガンを手術
入院中に1998松尾倶子さんがヒイラギの会に入会。会のトレーニングは月に一回福島の山を中心に訓練、高い山へと移行し富士山など登りましたが、松尾さんは毎回福岡から参加されました。

夫の形武は2010肺ガンに転移4ヶ月後東日本大震災の二週間前に亡くなりました。

遺した教訓は
① 適度な運動をする。
② 食事を改善すること
③ 生きがいを持つこと。
④ ストレスを溜めないこと。
⑤ 常にプラス思考で強い気力を持つことです。

いずみの会代表中尾守正

スローガン
① がんの常識を捨てる
② ガンになった原因に気づく
③ 心の絶大な治癒力を知る
④ がん性格を変える
⑤ 玄米菜食を徹底する
⑥ 自分にあったメニューにする
⑦ 体を冷やさない
⑧ よく眠り規則正しく暮す
⑨ お金をかけずに治癒を目指す
⑩ 散歩する
⑪ 焦らずに続ける
⑫ 家族は全面的に協力する
⑬ 三大療法にすがらない
⑭ 最先端治療もあてにしない
⑮ 五年生存も余命宣告も信じない
⑯ 引きこもらない
⑰ 先輩の話を素直に聞く

自分のがんを知り、敢えて言うならば、がんがあってもとにかく生き抜く。
平野耕吉
「養生塾ゆふいん」を開設.
あおばの会の皆さんは病を受け入れ向かい合い、積極的に自分で自然治癒力を高める養生法を実践し生命のエネルギーを高めておられる。

あとがき
治る力は自分の中にある。そのためにはまず自分の生き方を変えなさい。
衝撃的ながん告知を受けた方の気持ちが軽くなったと思える場を提供し、共に考え学びあう。
今後も福岡の地で活動してまいります。

前書き

ガンは最後までハッキリしていて、対処法を間違えなければ体も割りと動きます。全く痛まないガンも多い。痛みが出てもコントロールできます。

元気な人があっという間に変わり果てた姿で逝くのはガンの治療のせいです。マンモグラフィだけで見つかる乳がんも99%以上がんもどきなのです。

病状が同じでも命の持ち時間は人によって全く違う。余命宣告なんてとても出来ません。

第一章 偽りだらけの余命宣告

リスクヘッジのために余命宣告は短めに言う。どうして脅しにかけて治療させたいのか。治療しないと医者としての仕事が無くなる。自分たちが暮らして行けないからです。医者は恐怖を逆手にとって余命を短く言うほど治療がしやすくなる。手術の合併症や抗癌剤の毒で患者が亡くなった時も「先生方はあらゆる手を尽くして下さった」と感謝してもらえます。

余命三ヶ月と決め付ける医者の目的は患者を治療に追い込むための脅しです。
ガンの病巣が大きくなるスピードは患者さんによって全く異なります。

だから正確に判断するためには増大スピードを調べる必要がある。その観察に三ヶ月以上掛かります。肝転移で命が危なくなるのは、肝臓の体積の8割程度を転移病巣が占めるようになったときです。

三ヶ月毎の検査で増大スピードを調べる作業が必要であり、こうした作業を経ないで下された余命判断は全く当てになりません。

また検査によって早期発見されるようになった分だけ見掛け上の生存期間が延びるように見えます。手術による後遺症、合併症のリスクも大きく、生存率は手術してもしなくても変わりません。

放射線は手術よりはるかにダメージが少なく治療後は今までどおりに活躍でき、生存率も手術と変わりません。

抗癌剤も副作用が強く延命効果は見られないと欧米で言われております。ガンは苦痛などの症状が無い限り治療しないで様子を見るのが一番快適に長生きできます。

第二章 余命とはなにか

ガンは治療で殺されない限り余命三ヶ月と医者から言われても、数ヶ月から10年以上に及ぶほど余命の幅は長いのです。生存期間中央値とは、その集団の半分、50%の患者さんが亡くなるまでの期間で余命の幅は大変広く、治療さえしなければ宣告より長生きできる可能性が高いのです。

ガンの発見が早かった人は、遅かった人より診断が着いてからの生存期間は延びますが、見かけ上の延命数値で見掛け上生存期間が延びただけです。

最初のがん幹細胞が生まれた時、固形がんは治療してもしなくても生存期間は変わらない、延命の可能性はむしろ無治療のほうが高い。

『今一番やりたいこと、出来ることを心をこめて行っていく。自分らしく大切に生きる。今この時をよく過ごす』事に尽きます。

第三章 ガンとはなにか

ガンは他の臓器に転移すると治ることはありません。逆に臓器に転移が無ければ直る可能性が高い。運命はガン幹細胞で決まります。

先ずは (1)組織検査でガンが確認された。

(2)定期的な検査のデーターがあり、その検査を行った医者からデーターをもらえる。

などで 本当にガンなのかを確かめること。

ガン細胞と正常細胞の遺伝子は構造や機能がほぼ共通している、だからガン細胞を殺す抗癌剤は必ず正常細胞も殺してしまうことになる。

ガンは肝細胞の時点で直径0.1mmでも転移する能力を持っている。どんな最新鋭機で検査しても直径1cm前後にならなければ転移巣として見つけることが出来ない。転移が見付かったら症状の緩和、延命と言った現実的な目標を立ててください。

手術を勧められても、一旦切り取った臓器や神経は二度と再生しません。医者の判断や手元の狂いで重い障害や死に直結します。その後どういうことになるのかを出来るだけ具体的にシュミレーションしてください。

良性のがんもどきとは異なり本物の固形ガンは手術に非の打ち様が無くとも必ず再発します。
高精度放射線治療、ピンポイント照射などがうまれ、小さなガンから比較的大きなガンまで高線量を病巣だけに集中的に照射する技術が進み、治せるガンも多くなってきました。

重粒子線治療は照射すると一定線量あたりの細胞に与えるダメージがX線よりはるかに大きい、線量分布にピーク部分があり、ガンにピーク部分を重ねて照射すれば、手前の正常細胞の線量が低くなり、後遺症のリスクが小さくなる。

理論的にはそうですが、大きなガン病巣や再発病巣などの難治ガンは重粒子線でも治せない。
免疫ではガンを防げない。ガンは自己細胞が変異したもので免疫細胞がガン細胞を敵とみなさないからです。

固形ガンの最善の治療法は無治療、治療は生活の質(QLO)を維持するためにやれば十分です。苦痛を和らげる緩和ケアをしてもらう、ネットでリサーチしたり、別の病院の医者のセカンドオピニオン・サードオピニオンを求めるなどよくよく調べて納得してから治療法を選び取ることです。

欧米では胃ガン検診も肺ガン検診も無効とされ行われていません。検診で乳癌や子宮ガンによる死亡を防げる可能性は限りなくゼロに近い。

欧米ではガン細胞が浸潤または他の臓器に転移しないうちはガンと認めない。
これに対し日本では顕微鏡で見たガンの顔つきや組織構造を重視して、その経過を予測し、早めにガンと診断しています。転移を起こさない良性と転移する悪性との区別が無い。

医者にだまされない心得 ① 元気なのに「余命三月」 「余命半年」はありえない。

② 人はガンですぐには死なない。

③検診を受けない。受けても忘れる。死への恐怖だけが増幅され、むやみに心身を消耗させるだけです。

④リンパ節まで切り取ってもガンは治らない。

⑤検診で受ける放射線量に要注意。回数を重ねれば無視できない。

⑥治療法が一つだけと言うことは無い。

⑦セカンドオピニオンは、大学の系列が違う、違う診療科の医者を選ぶこと。

⑧「免疫力」より「抵抗力」症状や治療など身体への負担に耐えうる細胞の「抵抗力」を。

⑨無治療が最高の延命策
医者は生活のため。無治療は勧めませんが自分の体、自分の命、最後は自分で選び取るしかない。

第四章 余命を縮める抗癌剤の正体

抗癌剤は猛毒である。治る成人ガンは急性白血病、悪性リンパ腫、睾丸のガン、子宮絨毛ガンの4つ、全体の約一割程度。

固形ガンの場合は必ずリバウンドして再発し、辛い副作用と寿命を縮める作用しかない。何故抗癌剤がガイドラインになるか、それは病院、製薬会社、行政、学会幹部、専門医、天下りなどの利権が絡んでいる。

アメリカ議会に提出された技術評価局報告書は『抗癌剤、放射線などは病巣を一時的に縮小させるが、この縮小は無意味であり、延命効果は認められない上に、患者の生活の質を悪化させる』と断定している。

日本では抗癌剤としての認可基準が二割の患者が四週間だけでも腫瘍の大きさが半分以下になればよい。治療効果や延命効果などは考慮されていない。八割の人には無効で副作用のみしかもたらさなくとも認可されるのです。

分子標的薬は慢性骨髄性白血病には目覚しい効果があったが、そのほかのガンでは認められませんでした

細胞内の分子の働きが複雑だから二万種以上もの蛋白の一つを分子標的で抑えこんでも、他の蛋白によって細胞機能を維持できる場合が多いからです。

ターゲットになる蛋白は正常細胞にも存在するので、それを死滅させた結果毒性が生じるため、十分な量を投与できないからです。

第五章 予防医学が余命を削る

ガンの早期発見早期治療、つまり検診が有効だと言う医学的証拠は世界中を見渡しても一つもありません。放射線には明らかに発ガン作用があり日本人の医療被曝は世界一多い。ガンには転移するガンと転移しないガンもどきがある。

治療は痛みが出てからで十分です。早期発見してもガン死は減りません。早期発見できる大きさになる前に転移するガンは転移している。

転移しないものは放置しても大きくなるだけであって死ぬことは無い。意味の無い健診、ガン検診、人間ドックに人手を取られ救急医療など必要な部分が手薄になっている。

欧米でガン検診が廃れたのは、比較試験の結果、検診してもしなくても死亡率はほとんど変わらないと言う結果が出たからです。カナダの五万人の調査でレントゲンによる乳癌検査マンモグラフィーでは総死亡数は検診を受けた群のほうが高かった。

女性で乳管内乳癌と呼ばれている病変の99%は乳腺症にすぎない。
子宮頸がんの原因は性行為で感染するウイルスによるもので遺伝子の傷ではなく、感染が原因の上皮細胞の慢性変化、慢性感染症でしかありません。

放射線治療ならば手術と比べものにならないほど合併症や後遺症が軽く済みます。原発事故のあと国が避難の目安にした年間被ばく線量は20ミリシーベルトです。CTスキャンの被ばく線量はレントゲンの200~300倍位で、一回の検査でも10~20ミリシーベルト。一回の検査でその数値になるのですが、国や医療機関は医療被曝の危険など無いと偽りの説明を繰り返しています。日本で行われているCT検査の8~9割は必要ないものなのです。

検診は受けないほうが良い。メタボ検診でなにか言われてもよほどの肥満体でない限り、好きなものをバランスよく、楽しく食べるのが長寿の元です。
本人が病気と思っているのは、ほとんど老化現象で医者にかかり薬を飲んで治せるものではありません。

第六章 限られた余命をどう生きるか

人間はどんな極限状態に置かれても、自分の意思でくじけないでいられるし、最後の瞬間まで感動し続けることが出来るのです。出来るだけ明るく、みんなの負担にならないように死んで逝きたい。

痛いのや苦しむのは嫌だし、チューブで繋がれるような尊厳の無い闘病生活も何とか避けたい。食事、呼吸、排泄だけは損なわれないように狭くなったらステント挿入術などして、痛みは鎮痛剤やモルヒネでコントロールする。出来る限り今までと同じ生活を続けたい。

ガンになって命運を握るのは治療法の選択です、治療法は自分で考えて決めましょう。

治療法の決め方
ガン細胞と共生する道を考える。
早期がんも進行がんも発見までに何年(5~30年)も経っている、治るか治らないかは診断前にほとんど決まっている。

治療を受けることが損か得か、どの治療法にするか考えよう。
治療のデメリットのほうもよく考えよう。日々の生活能力が保たれ、これからの日常をより楽に過ごすことが出来る治療法を選ぶ。

ガンの切除手術はほとんど役に立たず、手術以外の治療法で十分という例が少なくない。
放射線治療を選ぶ、抗癌剤は副作用のみで効果は認められないので避ける。

手術を選択する場合でも、ガンの転移や再発予防と称してリンパ節の廓清を広い範囲行うが、世界的にその意味が認められていないので、縮小手術でよい。

この手術には1%の可能性があると言われたら100%助からない。
あらゆる情報源に当たり、治療成績や生存率のデーターも調べては判断の材料を出来るだけ豊富にしよう。

付録 ガンに関するアンケート結果

大腸ポリープはガンには移行しません。大腸がんはいきなり発生する。PS検査で見付かった前立腺ガンは99%良性で、正常に戻ることも珍しくない。

ガンは遺伝子の病気ですから分裂スピードは、最初に突然変異したときに遺伝子によって規定されます。どんな方法をとっても変異遺伝子を元に戻したり、取り除くことは出来ません。

心理的なストレスが直接発ガンの引き金になったり余命を左右するとは考えにくい、肉体的なストレスの偏りなどが遺伝子を傷つけたり、細胞の抵抗力を弱める原因となり、発ガンを促したり余命を縮める原因になります。

ガンと言う病巣は手術や抗癌剤で体を痛めつけなければ最後まで比較的頭がハッキリしているし、痛みもコントロールでき、体も割りと動きます。対処を間違えなければ自分らしく人生を終える病気だと思います。誰が先に逝くか分らないから、命ある今が輝く。お互い今日一日を大切に生きましょう。嵐の夜にも決して希望を失わないで。

新ガン革命

体全体のシステムを理解し病気の成り立ちを解明しなければならない。

ストレスが強く降りかかって生きる能力の限界を超えたとき病気になっている。ストレスは交感神経が緊張しステロイドホルモン特に、糖質コルチコイドが分泌されるのです。

交感神経刺激のアドレナリンも糖質コルチコイドも血糖を上昇させ体温を低下させます。危機を乗り越えようとしているのです。ストレスなどでこの状態が持続したとき、高血糖と低体温が多くの慢性病の引き金になってしまうのです。

現代医療は薬による対症療法に明け暮れています。これで慢性病が治る事はあり得ません。自然治癒力から始めなければなりません。

現代医療は外傷などに対する応急処置に大きな力を発揮し、ワクチンや抗生物質の効果は勝れています。影の部分として慢性疾患の治療に行き詰っています。遺伝子や細部の研究に集中している現状では病気のメカニズムは解明できません。

時代と共に病気の原因は変化している、対症療法が長期に続いたとき、自然治癒力の機会を奪ってしまうのです。

東洋医学では【めんげん反応】を利用した治療法で漢方薬、鍼灸、指圧、気功、整体などで、漢方薬は体にとって毒作用のあるものを少量摂ると排泄反応を起こす、この反応が副交感神経反射になり、便秘が解消、利尿作用、血行促進作用などが出現する。

交感神経緊張で起こる脈拍の上昇、血圧の上昇、血糖の上昇は危機的環境から逃れる為で、血管収縮によって低体温となります、長い期間ストレスが続くと病気の発症で、高血圧、糖尿病、冷え性などとして具体的な病気を作り出す。

副交感神経に偏り過ぎた生き方はストレス耐性を失う、筋力の低下、無気力、疲れやすい、姿勢の悪化、骨格の弱退化などを起こす。

体温は忙しい人36.8℃、中間の生き方の人36.5℃、静な人は36.2℃が標準で、体調が勝れない時は0.3℃から0.5℃低下しているときである。37.2℃になると体温は下降し始める、血管の収縮が強くなり血流が障害されてくるからである。

36℃以下では、腎臓病、目の病気、糖尿病、不整脈など、皮膚は低体温の害が一番出やすい、ガン、うつ病の患者が多い。

体を温めて直す事で、外から熱を上げる(お風呂など)、体を動かす、冷たいものを口にしない等心掛けねばならない。

細胞分裂は解糖系で得たエネルギーで5℃位低い温度で働く、ミトコンドリア系は37℃から39℃の体温で働く。脳神経細胞、心筋細胞、骨格筋のうちの赤筋は多くの熱を発生し分裂がほとんど無い臓器で持続的に働き続ける。

クエン酸回路と電子伝達系でエネルギーを作っているが温度依存性、酸素依存性で電子伝達系は紫外線や放射線のエネルギーを得て水素をプロトンと電子にしている。放射線はカリウム40の力で、電子伝達系が活性化している。

医療の世界が原因不明として対症療法を続ける流れの中、一般の人は自分の生き方の偏りなどに注意を払うことなく、レベルは未熟のまま拡大し続けているのが現状です。

永く飲み続けてよい薬はこの世には存在しない、コレステロール降下剤は横紋筋融解症で寝たきりの生活、血圧降下剤は末梢の血流を抑制して認知症の危険性があり、無理しても病気、楽しても病気という考えを学んでおきましょう。

消炎鎮痛剤は血管収縮作用があるので炎症を止めますが血流障害が起き、短期的に見れば腫れが収まり、熱が下がり、痛みが取れるのですが、長期的に見れば病気を治す力を失うという事です。病気の時は炎症は治る為のステップと理解して炎症を甘んじて受けるという考えが必要です。

私たちは瞬発力と分裂は解糖系で低体温、低酸素の条件における働きでまかない、持続力はミトコンドリア系で高体温で酸素を使っての働きでまかなっています。ミトコンドリアは細胞中に4,000から5,000子程度ですが,成熟した卵子は実に10万個も存在しています。

心筋細胞、骨格筋のうちの赤筋、脳神経細胞は三歳位までに分裂は終わり、後は一生使い続けます。
ミトコンドリアの少ないものは体の表面にある筋肉、皮膚の細胞、腸の上皮細胞、精子などで、分裂抑制遺伝子が働かないので分裂が起こります。

解糖系の生体のエネルギー通貨といわれるアデノシン三リン酸(ATP)の生成は2分子で32℃が適温にたいし、ミトコンドリア系でのATPの生成は36分子で37℃以上が適温であり、解糖系とミトコンドリア系の比率は、大人の場合1対1に対し、子供期は7対3であり、老人期は2対8位となっている。

子供期の食欲旺盛の理由と老人期になり食が細くなる理由もここにある。
ガン細胞はミトコンドリアが少なく、ナトリウムを多く取り込んで、カリウムが少ない。放射性物質のカリウム40はミトコンドリアを刺激しますが、ガン細胞はカリウムの要求性が低い。

今は複雑なガンの治療法は一切必要ない。暖める事と、深呼吸する事の二つでガンの分裂は一ヶ月以内に完全に止まると思います。後は腸管免疫を高める為に腸内環境を整えること、食物繊維を豊富に摂取する事です。

序章 人生は免疫細胞に支配されている

体温の低い人は、たとえ自分で気付いてなくても、体のバランスが崩れて免疫力が低下しています。又夫婦、あるいは家族が同じような病気にかかるのは、似たような物を食べ、似たような生活を送っていることや、遺伝的な体質や、同じ住環境などが理由ではないかといわれています。

しかし本当の原因は、心理的負担が低体温を招くからです。
よい姿勢は血液循環が滞りなく行われ、筋肉を均等に動かすことで血の巡りがよくなり体温が上がり代謝が活発に行われるのです。

体の冷えは低体温の原因になるので健康の大敵です。女性が健康で長生きしたければ冷えないように気をつけることです。

第一章 病気と闘う免疫の仕組み

私たちの体の免疫システムは【自然免疫】と【獲得免疫】と二つのシステムが連動し順調に作動することによって健康が保たれるのです。生命維持に不可欠な機能を維持し、コントロールしているのが自律神経で、交感神経と副交感神経の系統があり、脳の視床下部から指令を受けて、状況に応じた働きをします。

交感神経優位の時は顆粒球が活発化し、副交感神経優位の時はリンパ球の働きが活発化します。私たちの体をウイルスや細菌から守る免疫システムの要は白血球であり、【リンパ球】約35%【顆粒球】約60%【マクロファージ】約5%に大きく分けられ、さらにリンパ球は【T細胞】【B細胞】【NK細胞】など個性的な働きを持つメンバーに分類されます。

私たちの体に最も多く侵入してくるのが細菌です。その細菌との戦いを専門にしているのが顆粒球なのです。寿命は2~3日で、闘った後は膿となります。

リンパ球は微小な抗原を相手に戦います。指令を出すヘルパーT細胞、敵と直接闘うキラーT細胞、抗体を作って闘うB細胞と役割を分担し、連携して闘います。貪食能を持つNK細胞や胸腺外分化T細胞は単独で細胞を監視しガン化した細胞など変異した細胞を処理します。

ウイルスなどが体内に侵入するとマクロファージがT細胞にウイルスの侵入を知らせ、T細胞はB細胞に指令を出し応戦します。B細胞は対戦相手のデーターを記憶したまま 休息に入り、二度目にウイルスが侵入すると指令がなくとも応対して抗体を生産して発症させることなく治めてしまうのです。

エイズウイルスはヘルパーT細胞をターゲットにし遺伝子レベルで侵入しその働きを閉じ込めます、従ってキラーT細胞やB細胞が働かず対抗することが出来ません。

アレルギー疾患は免疫システムの誤作動の結果なのですがリンパ球が過剰になる傾向があり副交感神経が優位になり僅かな刺激や異物に対して過敏になりアレルギーを起こすことになるのです。

何でも滅菌・殺菌という公衆衛生上の過剰な防衛が人の免疫システムに異常をきたしているのです。過剰に衛生的な生活と都会型の生活で副交感神経有意のリンパ球人間が増えたことがアレルギー人間の増加に繋がっているのです。

第二章 低体温が病気をつくる

人は大体37.2℃の体内温度を持っており、表面温度としては舌下で36.6℃、脇下で36.2℃
位が平熱となります。病気という病気の全てが体温の低い状態で起きています。

立ったり、座ったりという活動は、重力に逆らっているので、それなりの体温が必要です。病気の人は活動できるだけの体温が得られないので動くことが出来なくなります。しかし人が生存できる最高体温は45℃です。

冷えは西洋医学では病気として捕らえていません。東洋医学では冷えると病気になる、暖めると病気は治る、健康が維持できるという考え方をしています。

自律神経が体中の細胞を支配しており、交感神経と副交感神経の交互の働きで均衡状態に保たれますが、交感神経が優位になると血管が収縮して血流が悪くなり、体温が下がり、副交感神経が優位になると、血管が拡張して血流が悪くなり、体温が下がり、どちらの神経が極度に優位になっても体のバランスは破綻して、低体温になり様々な病気を招きます。

血流量などの体内調整は、自律神経だけで行われているわけではなく、内分泌系(ホルモンの分泌)それに免疫系という調整システムが三位一体となって行なわれています。

ストレスがあると交感神経を緊張させてしまうので低体温の原因になります。
余り數が変動しない顆粒球と違い、リンパ球は増減が激しく、大きく変動するときは低体温になって体調不良の時という事になります。白血球の戦力の目安は約1,800です。

発熱はバランスを崩した体内をメンテナンスしていると考えればよいでしょう。ひきつけや痙攣も血流改善のための防御反応なのです。

第三章 発熱させて病気を治す

アトピー性皮膚炎の治療にステロイドが処方されますが、これは根本的に治療するのではなく、皮膚の炎症を改善するに過ぎないので、短期間の使用では問題がないが、長期間の使用では使用量が増えて行き、毎日使用しなければならなくなり、副作用が現れてきます。

長く使用していると皮膚組織にコレステロールが沈着して酸化変性してしまい、皮膚に蓄積されることになります。酸化物質の刺激で交感神経緊張状態になり顆粒球が増えて皮膚組織に侵入して炎症が起きるのです。

ステロイドの使用を急にやめると、強いリバウンド反応が出て、よりひどい症状が現れますが、再度使用を行わず克服しない限り悪化の道を断ち切ることは出来ません。

リバウンドは、免疫が体に沈着した酸化変性コレステロールを体外に排泄しようとして起こるもので、体を冷やすと腫れやかゆみは一時的に止まりますが血管が収縮し血行が悪くなり、コレステロールの排出が出来なくなります。

ですから体を温めて免疫の活性を高め血流をよくする必要があります。入浴などが効果的です。五年間塗り続けていたら、一・二年は離脱に掛かることを覚悟してください。

アトピー性皮膚炎はアレルゲンに触れない限り症状は現れないのでアレルゲンを特定することが大切です。水道水の塩素、野菜などについた農薬、ハウスダストやペットの毛やふけ、ダニ、花粉など原因物質がわかれば、それなりの対策が立てられるものです。

今、ガンの治療法として注目されているのが、温熱療法です。ガン細胞は通常の細胞に比べて、熱に弱いことが知られてきました。ガンと同様、エイズウイルスも熱に弱いことが知られています。

麻酔をして42度の体温を3時間維持させたところエイズウイルスの數が半減したことが判明しています。体温が上がれば交感神経と副交感神経のバランスが戻り免疫力がよみがえってきます。

どの程度の体力があれば発熱に耐えられるかというと、リンパ球の割合が10%以上残っている状態が目安となるでしょう。自分で立って歩けるならばよいといえます。

早期発見、早期治療が叫ばれていますが、かえってガンを生み出しているといえます。ガンは一度出来ても免疫力が高い状態ならば消滅し、免疫力が落ちていれば復活してしまうので、待機中に身体を休めて免疫力をアップさせればガンが消えてしまう可能性がかなりあるということ、又もう一つは精密検査を待つ間、患者が恐怖におびえ、交感神経が極度に緊張するので、リンパ球が減ってガンが成長してしまうからです。

手術療法はガンが大きく成長し、周りの臓器を圧迫している時等これを取り除いてやることは必要ですが、不必要な部位まで大きく切除したり、リンパ節を綺麗に取り除いてしまう必要はありません。

抗癌剤による治療と放射線療法は、ガン組織だけでなく、正常な細胞まで大きなダメージを与えてしまいます。その結果、交感神経が極度に優位になり、身体は冷えリンパ球は少なくなって治るガンも治らなくなります。

モルヒネはリンパ球を非常に減らしてしまうので最期の最期まで避けたいところです。抗癌剤の低用量療法を行うことで、リンパ球が下がらないどころか、むしろ上がっていくことが判り、このようなリンパ球の動きを考慮した試みがどんどん生まれてくるでしょう。

発ガンには肉体的・精神的なストレスが最も強く影響しています。顆粒球過剰の状態で発生するので、リンパ球を増やしてバランスを戻してやれば発生を防げるのです。

疲れたら適度に休養を取り気持ちにゆとりを持って生活する事です。いつも無理をしていると、身体のバランスが戻らないまま無理が積み重なって、最終的にガンなどが現れてきます。

ねずみにガン細胞を注射して発ガンさせる時,千や二千個の細胞ではリンパ球にやられて、発ガンしません。百万個注射しなければ発ガンしません、これで分かる様にガン細胞は強い細胞ではなく怖いものではないのです。

身体を冷やさないよう入浴などで身体を温め、野菜やキノコ、海藻などを食べて副交感神経を出来るだけ高めてやればガンなどは防ぐことが出来るのです。

エイズウイルスは人に感染するとヘルパーT細胞に潜り込んで、遺伝子に自分の遺伝子を組み込んでしまい、ヘルパーT細胞は本来の働きをすることが出来なくなります、エイズウイルスはヘルパーT細胞内で増殖し、細胞の外に出て、他のヘルパーT細胞に潜り込むのです。

外敵侵入を攻撃細胞に知らせる司令塔の役割が失われるので、免疫の働きが破綻してしまいエイズの発病へと向かうのです。此処で体温を39度に暖めるとエイズウイルスの印を細胞の外に出すので免疫が外敵とみなして攻撃するようになり、ウィルの数が減少し治癒に向かうことになります。

 

第四章 血流不足が慢性疾患をつくる

腰痛や膝痛のスタートは少しハードに動いた後に休んだときで、激しく使うと筋肉に乳酸などの疲労物質がたまり血流が悪くなる。すると血流を改善しようとプロスタグランジンという血管を拡張させる物質が増えます。この物質は発熱や痛みを起こす物質なので、赤くはれたり痛みが起こります。

消炎鎮痛剤はこの産生を阻害して血管を閉じてしまう薬ですから修復が出来ず薬が切れると痛みは続きます。一時的に使用する程度にしましょう。

治療は入浴などで身体をよく温め、軽い運動などをして血流をよくして修復作業を助けてやればよいのです。コルセットやサポーターは血流循環を阻害するのであまりよくありません。

五十肩は片側を下にして寝るために型や腕が圧迫されて血流が悪くなり、関節の組織に支障をきたしているのであるから、仰向に寝ることを心がけ同じ方向に偏らない寝方をすればよいのです。

更年期障害もエストロゲンが減ることで交感神経優位になり血流循環がスムーズに行かなくなるためですが、ストレスが大きな原因になっていると考えられます。

冷えから身体を守ることが対策の第一歩でストレスの軽減に努めることが最善の方法です。女性ホルモン補充療法などはステロイドと同じく長期使用の副作用が生じるのでよくありません。

リュウマチの原因はストレスや感染症などで、その分部に炎症が起きて、増えた顆粒球によって組織が破壊される、免疫系が修復するように働くので発熱が起こる、そこで自己応答性のリンパ球が増え、過剰に反応して自分の組織を攻撃するのではないかと考えられます。

攻撃するといっても、破壊されて正常でなくなった組織を排除しようとする反応なので決して悪いことではなく、治療に向かっていることを意味します。

病気で全身が侵されるのではなく、その場その場で症状だけに対処している結果として、沢山の病気を抱え込んでしまいます。入浴などで体温を上げストレスから脱却することがもっとも重要なポイントになります。

降圧剤のほとんどは全身の血流を減らして圧力を下げていますので、血流障害による様々な問題が起きてきます。血流障害で低体温になると腱鞘炎や色々な病気に掛かる可能性があります。

血圧を上げるもっとも大きな原因はストレスなのですから、心身をゆったりとさせて過ごすことが治療法といえます。

糖尿病は頑張り屋が多いものです。言うまでもなく交感神経が緊張しています、筋肉に沢山のエネルギーを送り込むために、エネルギー源であるブドウ糖が血液中に増えて血糖値が高くなります。

ストレスが続いて慢性的に交感神経が緊張していると血糖値が上がり続け、副交感神経の働きが抑えられてインスリンの分泌が低下し糖尿病になるのです。

血糖値を下げる薬を使うのもやはりよくありません。膵臓のβ細胞を刺激して分泌を促すもので、強制的に高めているのですから、β細胞は疲弊してしまいます。

カルシウムを多く取っている欧米人に骨粗鬆症が多く、摂取量の少ない日本人に少ないという事実から骨粗鬆症はカルシウムの摂取量には相関していないといえます。

骨を丈夫にするにはカルシウムだけでなくビタミンDや運動による骨への負荷が欠かせないのです。骨に負荷がかかって初めて骨にカルシウムがつくのです。

小魚や豆腐、魚介類など日本の伝統的な食材を取り、牛乳は無理して飲む必要はなく、嗜好品として美味しく飲む範囲で摂る事が大切です。

水虫は白癬菌というカビの一種に感染して起こる病気です。血流改善はもとより、患部の湿度を低める努力が必要になります。

下駄、草履、サンダルなど風通しのよいもので過ごすようにしましょう。

皮膚に出来た炎症は原因が水虫やカンジダなどのカビにしても、細菌にしても、血流障害を直してやれば大抵自分で退治できます。

睡眠と覚醒のリズムは交感神経と副交感神経の相互関係で成り立っていて、副交感神経が働いていないと睡眠には入れない仕組みになっています。心身をリラックスし、睡眠に適した環境にすることです。

不眠対策は出来る限り各種の薬の服用をやめることです。
肩こりは首を支える筋肉の緊張で起こるのですが、心理的なストレスよりも同じ姿勢を長く続けていたなど物理的な原因によることが多く、身体を休め軽く体操をするとよくなる。

蕁麻疹はアレルギーの一つでリンパ球の多い人に起き易い。外から入ってくる異物に対して起こるだけでなく、心理的なストレス、連想や暗示によるストレスでも起こります。

虫歯はストレスが切掛けでできます、唾液の分泌は副交感神経の支配を受けており、唾液が多いと細菌の排除に働き、細菌はそれほど繁殖できません。ストレスがあると交換神経優位になって副交感神経が抑制され、唾液の分泌が少なくなり細菌が繁殖するのです。

歯周病はさらに強くストレスの影響を受けています。増えた顆粒菌が口中の常在菌と戦い膿をつくります、悪化して膿がたまり歯骨まで達したものが歯槽膿漏です。

ストレスがあれば増えた顆粒球の影響で様々の肌のトラブルが起きます。にきびも同じことです。ストレスが続くと肌荒れや吹き出物に加えて便秘と冷え性がワンセットで表れてきます。肥満もストレスから低体温を招きますから、食事制限だけでなく運動により体温を上げてやることが必要で、食事制限と運動のワンセットでなければなりません。

体温を上げるという面では入浴が効果的です。入浴自体にエネルギー消費効果があり、体重1kg当り0.06kcal/分といわれています。いま体重50kgの人が10分入浴すると30kcalを消費することになります。ダイエットには一石二鳥といえます。

脂汗を流すほど痛む時には薬で痛みをとり、楽になったら薬はやめ、我慢できる範囲ならそのまま過ごす。こうやってうまくコントロールして、自然治癒に向かうことです。

第五章 実践・自分で鍛える体温免疫力

身体を温め副交感神経を刺激して心身をリラックスさせるためには、湯船に入ったとき気持ちよいと感じることが大切です。

大体体温プラス4度が最も快適に感じることが分ってきています。快適と感じる温度が異なるときは、熱い湯が快適という人から入浴するなどして、自分にあった温度での入浴を心がけてください。

冷え性の人は体温の上昇速度が遅くなりますが、毎日10分間入浴を続けていると体温がはやく上がるようになり、代謝がよくなり、血液循環が良くなり、リンパ球が増え、免疫力が高まってきます。

皮脂は皮膚の皮脂腺から分泌される脂分で皮膚全体を膜のように薄く覆うことにより、皮膚組織の水分が蒸発しないように守っているバリアーの役割を持っています。

乾燥肌の人は低体温になりがちで乾燥したかさかさした皮膚表面に細菌やホコリの異物がついて刺激し皮膚のトラブルが起き易くなります。従って、石鹸で身体を洗うのは一週間に一度ぐらいでよく、年寄りは一ヶ月に一回でよいでしょう。

髪等もお湯だけを使い、シャンプーの使用は出来るだけ避けましょう。使うなら固形石鹸を使うことです。液体洗剤は化学添加物が多く流しても成分が残って肌を刺激してしまいます。

立ち仕事で長時間立っている人は、意識して横になる時間を増やす必要があります。重力に常に逆らっているだけにエネルギーの消費が大きく、その負担から開放される時間を作ってやらねばなりません。体操やウォーキング、階段を上るなどで重力になれておくことが大切です。

よい姿勢で居ると重力を骨で受け止め負担が最小限で済みますが、肩を落とした悪い姿勢では重力の一部を筋肉が受け止めなければならないので疲れます。

呼吸は、息を吸うのは交感神経、息を吐くのは副交感神経が担当して自律神経によってコントロールされているが唯一意識してその働きをコントロールできるもので、早くしたり、遅くすることが出来るものです。

大きく息を吸い、ゆっくりと息を吐くことで副交感神経が働く時間が長くなりリラックスできることになるのです。

消化管は副交感神経が支配しているので、胃腸に長くとどまる玄米食を取っていると血行がよくなります。野菜や海藻、キノコ類もビタミン、ミネラルのほか食物繊維が豊富なので免疫力がアップします。

胡椒やわさび、しょうが等の薬味は副交感神経を刺激して胃腸を活性化させますが、体にとって摂取すべきでないものをはやく排泄してしまおうという反射反応ですから、取りすぎないことです。漢方薬の苦味なども反射反応の活用で効果を持たせたものです。

ビールなど冷やして飲む習慣はアメリカから伝わったもので、西欧にはない習慣です。
暑い時期に冷たいものを取ることはよいが、身体を冷やしてしまうので、温かい飲み物を飲むようにしましょう。

健康に生きてゆくためにはストレスへの対応が絶対に欠かせません。排気ガス、大気汚染、水質汚染など物理的なストレスは避けられませんが、人間関係、仕事、競争などにおいて肉体的にも精神的にもなるべく穏やかに生活することで【自分が居ないと仕事が進まないと風邪を引いても、疲労困憊していても、がむしゃらに働くのでなく。自分がいなくとも、地球は回るとおおらかに考えて、疲れたら休むようにして、ストレスから開放されましょう。】

前書き

原発性肝臓がんで余命半年、延命は難しいとの診断。石原先生とのご縁に恵まれ13ケ月でガンが消滅いたしました。

第一章 ガンて何ですか?

全ての病気の始まりは瘀血からで、血液か汚れるから血の流れが悪くなり病気になる。

風邪や食欲不振は自己治癒力を促すため。皮膚病も、下痢も、嘔吐も、アレルギーも全部血液の浄化作用です。

血液の汚れの原因は体温の低下と食べ過ぎ。

体温が1℃下ると免疫力が30%も下るのです。50年前の国民の平均体温は36.8℃でしたが現在は35℃台と言われております。人類進化の歴史は常に飢えとの戦いで進化してきました、280種の飢えに対する代謝能力、危機管理能力を体内に搭載しているのです。

ガンは血液の汚れの浄化装置、老廃物や有害物質など発ガン性毒素をガン腫に集めて排泄している状態なのです。35.1℃以下の体内はガンの増殖場、36.5℃の体温をキープするとガンは進行しにくくなる。39.3℃以上で体内のガン細胞は死滅する。

第二章石原メソッドとは?

朝食を人参リンゴジュースに変えるだけ。ビタミンもミネラルも酵素も豊富に含まれている。冷えの解消として生姜紅茶、黒糖を組合わせる。ゆっくりと入浴、運動をすること。自己治癒力を高めることである。
断食により吸収をストップさせ排泄を促進させる。病気の原因になっている蛋白・脂肪を健康細胞の栄養として自己融解してしまう。
ガン、脂肪肝、動脈硬化、炎症が治癒すると言う。

第三章がん治療、私の場合

体温を上げる大切さは血液の流れを促し体の浄化を促すことです。23時間の断食で食べなければ食べないほど体温が上がる。悪性の進行の速い肝臓ガンで余命3カ月から半年と言われていたがサナトリュウムに入ることが出来た。石原先生は「あなたにしか治せません、あなたが作った病気なんだからあなたが治すのです」と一切の薬を止めにしました。

サナトリュウムでの断食であらゆる排毒症状(黄色い水様便、毛穴から膿が出る、目やに、耳垂、黄緑色の鼻水等)が次々に起こりました。体温プラス4.5℃のお湯に浸かり、天然塩を摂りたいだけ摂りました。塩を必要としない生命体は存在しない、天然塩なら苦味を感じて食べ過ぎることはない、美味しいと感じる時は摂ってよい。摂りすぎてもあせや尿として排泄できる。

第四章ガンは自分で治す。

ガンの治療法は自ら情報を集め選択をする時代になりました。ガンも一種の生活習慣病です生活を改善することで治癒できるのです。ガンは治せる可能性のある病気です。

治癒した人の例が記載 ⒈ルリ子さん。 乳癌手術後再発リンパ節、骨にも転移。

⒉ミホさん。 胃ガン、石原メソットを続け,治癒後、40台後半で妊娠出産。

⒊かすみさん。 子宮頸ガン

⒋聡子さん。 子宮体ガンと白血病の併発。命のいとしさを曲にして演奏を続けた。完治。

⒌ユキ子さん。 膵臓ガン、全身に転移、世界一周の旅に出て完治していた。

⒍アキラさん。 胃ガン。芦屋川、六甲山清掃の実践。精神性を高めその他の生活習慣病も治った。

⒎すみれさん。 乳ガン。コータック療法(放射線と過酸化水素水を患部に注入する治療法)にて消失。

⒏裕美さん。 卵巣がん、転移、子宮癒着。ヨモギ蒸座風呂併用にて完治。

⒐典子さん。 乳ガン。温泉湯治と里芋パスタで触診では判らなくなった。

⒑芳子さん。 転倒して脳内出血、半身不自由になる。豆腐パスタを続け一週間で麻痺が治る。 脳の出血疾患には豆腐パスタは効をなすと。

第五章 美しく戦い抜いた天使たち

子宮ガン、肺ガンなどで手術と抗癌剤の治療にて亡くなった人の例を記載あり。

第六章 極小食の極意

極小食にて病気の克服例。彼岸花の根のシップにて腹水などの除去が即効性で良く効くことが記載。 断食で空っぽの体内エネルギーは宇宙エネルギーと共鳴して、繋がります。

第6感も磨かれ決断力や判断力が養われます。 食事レシピーの記載あり。 朝食は人参2本リンゴ1個をジューサーで絞ったフレッシュジュースのみ。 昼食は卵サイズの生姜のすりおろしと紅茶。黒糖やハチミツ、豆乳、レモンなどバリエーションをつけた味付けでいただく。 夜食は貝のスープ、豆腐ステーキ、栗ご飯など、シーフードカレー、カレードリア、豆乳なべ、湯豆腐どんぶり。豆腐ちげ鍋、お蕎麦、お好み焼き、焼きソバ、納豆など自由に。

第七章ホーム・レメディー (自宅療法)

人参リンゴジュース 生姜紅茶 ヨモギ蒸座風呂 里芋パスタ 豆腐パスタ 彼岸端の根のシップ 塩などについてレシピーや解説。

第八章 リンゴの力のすごさ

肝臓を健康にするには腸を健康にすることです。肝機能の働きを軽く出来ます。快腸、快便であることの強力な助っ人がアップルペクチン(水溶性食物繊維)。悪玉菌の発育阻止機能があり、免疫力を高め、発ガンを抑制する効果があります。吸着作用によると考えられています。

ガン細胞をアポトーシスに導くCPL(環状重合乳酸)

役目を終えた細胞や異常に生まれた細胞は生体を守るために自ら死んで行き、正常な細胞交代が司られている。

細胞が自滅することなく無限に増殖を繰り返していくのがガンであるが、CPLはガン細胞だけを見分けて、エネルギーを作り出す過程をブロックしてしまい、ガン細胞が生命活動を維持することが出来なくなり自滅させる。

驚くことにこの時正常細胞には一切害を与えない。逆に正常な細胞を活性化する作用もあり、患者の生命・生活の質を向上させる。

ガンにとって自ら増殖するためには、中心部の細胞まで生かしておく必要がなく、中心部の細胞を自滅に導くCPLを自分で産出するというメカニズムをプログラムしている。

エネルギーを作るための中心的な役割をするLDH(乳酸脱水素酵素)が正常に働かねばいくら栄養が補給されてもエネルギーの産出は出来なくなる。

ガン細胞はLDHを変形させてエネルギーを得ている。CPLはこの変形した酵素だけに作用してエネルギーの産出を阻害する。

固体が生命を維持していくためには、基本的な単位である細胞にエネルギーが産出されなければならない。ガン細胞だけを選んでエネルギーの産生を阻害して死へ追い込むのがCPLである。

環状重合乳酸の発見 ガン細胞のアポトーシス

ガン細胞の培養液がガン細胞の成育を抑制していることが培養実験中に出現し、この物質を追求した結果環状重合乳酸であることが分かり、その後乳酸より合成することが可能になった。その後CPLの有効性や安全性が次々と証明されていった。

経口投与による副作用もまったく認められず、急性致死量検査でも、限界投与量でも何一つ異常を認めなかった。一般の乳酸はエネルギーを再生生産するために有用な物質であるが、その構造は鎖状にまっすぐつながっている。CPLは縮合によって環状となり、アポトーシスに働くことが出来る物質となる。細胞に必要なエネルギーはATP(アデノシン3-リン酸)が分解するときに得られる。ATPの産生プロセスは一段階として酵素を用いない嫌気的解糖系によって糖がピルビン酸と乳酸になる過程に作り出され、ブドウ糖1ケより2ケのATPしかできない。

第二段階ではピルビン酸がミトコンドリアへと入りTCAサイクルの過程で、酸素を使って効率よく32または34個のATPが産生される。乳酸は肝臓を通してブドウ糖に戻る。

解糖系で働く酵素類にLDHとNADという補酵素がある。ピルビンさんを少量の乳酸に変化させるために水素をNADがピルビン酸に運ぶ、運ばれた水素をピルビン酸に渡すときに必要な酵素がLDHである。

水素を渡し終えるとNADが再びグリセルアルデヒト3-リン酸に行き水素を自分にくっつけてピルビン酸に運ぶ、水素が外れたグリセルアルデヒト3-リン酸は1,3-ビスホスホグリセリン酸となり、さらに反応が進み、その過程でATPが産出される。

CPLはガン細胞のLDHの働きを阻害する。水素を渡せなくなったNADは元のNADに戻ることが出来ず解糖系の化学反応がそれ以上進まなくな。

ガン細胞はミトコンドリアがほとんど機能しないで解糖系によってエネルギーを得ているのでエネルギーを生むことが出来ずに死滅(アポトーシス)に追い込まれていく。

正常な細胞のLDHにはH型とM型の2ッのタイプがあり4ケずつ集合している、臓器や組織によって異なるものの、これらの5タイプのいずれかになる。ガン化するとこのLDHがLDH-Kという変形構造へ変化してしまう。CPLはこの変形したCPL-Kが水素を結合したNADH2と接触するのを妨害する。ガンの種類を問わない。ガン細胞自滅プログラムに副作用がない。

第2章は著効、有効例、臨床治験例, 症例などの記載

肺ガン、肺腺ガン、胃ガン、直腸ガン、前立腺ガン、腎臓ガン、大腸ガン、悪性リンパ腫、臓ガン、悪性卵巣腫瘍、脳腫瘍、舌ガン、肝臓ガン、舌咽喉がん、乳ガン

第3章はメラノーマのアポトーシスのメカニズムについて

第3章はメラノーマのアポトーシス、咽頭ガンのアポトーシス、in vitro、胃ガン、結腸ガンについて及び概要に記したメカニズムについての記載

(第4章)は、ガンの転移を抑制

(第4章)は、ガンの転移を抑制する。疼痛を軽減する。抗ガン剤の副作用を軽減する。免疫力を高める。などについて記載。

第5章 正常な細胞を活性化するCPL

正常な細胞が元気な状態を保つためには十分な酸素が供給されエネルギーが得られるということである。呼吸によって体内に入った酸素は、赤血球のヘモグロビンと強く結合して細胞へと運ばれる。細胞に到着したヘモグロビンは酸素を切り離す。

2,3-ビスホスグリセリン酸(2,3-BPG)という物質がヘモグロビンと結合することによって酸素をスームズに切り離し、それぞれの抹消細胞に酸素を供給することが出来る。これで細胞は酸素をしっかりと受け取り、TCAサイクルでたっぷりのATPを産生する事ができる。

2,3-BPGの量的な変化に影響を与えるピルビン酸キナーゼという酵素がある。ピルビン酸のひとつ前の段階からピルビン酸になすのに不可欠の酵素であるが、CPLにはこのピルビン酸キナーゼをコントロールする作用がある。それによって赤血球の2,3-BPGが適量に増加し酸素放出が適正化され、TCAサイクルでのATP産生が効率化され、60兆個の細胞が活性化され、組織の機能や免疫機能が活性化する。したがってあらゆる病気に対して有効な作用を及ぼす。

第6章 婦人科系疾患、生活習慣病、肝臓病、ストレスなどを改善する。
婦人科系疾患では血行障害により酸素が十分に供給されないことで細胞が異型変異細胞となってしまう。異型細胞になると解糖系しか働かなくなりATP産生が極めて少なくなってしまう、そこでCPLによって赤血球中の2,3-BPGを増加させ十分な酸素を供給しATP産生を助けることによって婦人科系疾患に効果を表す。
その他の症例や説明も2,3-BPGの調節による細胞への酸素供給の改善により細胞を活性化することによって諸病を改善治癒するということを繰り返し書かれている。

ガンが消えた! マイナス水素イオンの軌跡

ガンの三大療法はもともと対症治療であって、元から治すと言う発想ではなかった。ガンの主たる原因は活性酸素が原因である。毒性の強い活性酸素が細胞を傷つけ、ミトコンドリアや遺伝子に影響を与え、ガン抑制遺伝子を押さえ込み、ガン細胞は増殖していく。またガンだけでなく動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の発症にもつながっている。

活性酸素を取り除くものはビタミン、ポリフェノール、フラボノイド系、カルテノイド系などでそれなりの効果はあるが完璧ではない、活性酸素の中でもヒドロキシラジカルのような毒性の強いものはマイナス水素イオンに抱きこんでもらって水にするしかない。

マイナス水素イオンとは通常の水素原子に電子を一個付加したものです。
ストレス、酸化した食物、紫外線、カビ、添加物、タバコ、残留農薬などが体内で活性酸素を生み出します。

マイナスイオンの特性

マイナス水素イオンは抗酸化力が高いだけではなく、遺伝子レベルで免疫力を高め、元に戻す力がある。活性酸素で押さえ込まれたガン抑制遺伝子を元に戻し免疫力を高めます。老化を防ぎ若さを保つ機能がある。ダイエットにも有効です、糖尿病、アレルギー、花粉症、アトピーなどにも有効です。

日持ちが伸びたり、味が改良できるなどで、飲料や加工食品に応用すれば商品開発が出来るでしょう。
酵素の働きをスケールアップさせるのはマイナス水素イオンで、酵素は水素をバックアップし、お互いに補完機能を果たす関係にあります。

マイナス水素イオンは強いプラズマ状態にしか存在しない。イオン結合性水素化物は、水素がマイナスイオン状で結合している。この水素化物を水に入れるとイオン化してプラスイオンとマイナスイオンに分極されている状態になる。

電気分解ではマイナス水素イオンは発生しません。サンゴカルシウムを高温で酸化焼成しさらに高温無酸素状態で還元焼成を行う、これを水に溶かすとマイナス水素イオンが存在する。

マイナス水素イオンが溶けた水では常温常圧で生きた酵素を酸化させません。酵素の働きとの相乗効果が大きい。また、超音波振動で水と油を混ぜると乳化しますが、時間がたてば分離するが,電離水素水を使用し油と混ぜたときは分離しない。蛋白質を溶かしたときも同じです。

栄養素であるナイアシンを中心とした治療が統合失調症に確かな効果を上げる。栄養療法はセロトニンの材料になる栄養素、アミノ酸や鉄、亜鉛、ビタミンB6等を身に取り入れることによってセロトニンそのものを増すので一般の治療とは逆の現象が起きる。

栄養療法は起きている症状の原因が栄養素の不足欠乏にあるという考え方を基本としている。
ダイエットの方法は多種多様であるが、いずれにしても栄養不足状態は起きる、それがうつと係わっているのは間違いない。

抗酸化力の高いマイナス水素イオン

マイナス水素イオンは抗酸化力が高いだけではなく、遺伝子レベルで免疫力を高め、元に戻す力がある。活性酸素で押さえ込まれたガン抑制遺伝子を元に戻し免疫力を高めます。老化を防ぎ若さを保つ機能がある。ダイエットにも有効です、糖尿病、アレルギー、花粉症、アトピーなどにも有効です。

日持ちが伸びたり、味が改良できるなどで、飲料や加工食品に応用すれば商品開発が出来るでしょう。
酵素の働きをスケールアップさせるのはマイナス水素イオンで、酵素は水素をバックアップし、お互いに補完機能を果たす関係にあります。

マイナス水素イオンは強いプラズマ状態にしか存在しない。イオン結合性水素化物は、水素がマイナスイオン状で結合している。この水素化物を水に入れるとイオン化してプラスイオンとマイナスイオンに分極されている状態になる。電気分解ではマイナス水素イオンは発生しません。

サンゴカルシウムを高温で酸化焼成しさらに高温無酸素状態で還元焼成を行う、これを水に溶かすとマイナス水素イオンが存在する。

マイナス水素イオンが溶けた水では常温常圧で生きた酵素を酸化させません。酵素の働きとの相乗効果が大きい。また、超音波振動で水と油を混ぜると乳化しますが、時間がたてば分離するが,電離水素水を使用し油と混ぜたときは分離しない。蛋白質を溶かしたときも同じです。

第2部

現在の医学はおおもとの、原因を追究してそれを良くする考え方をしなくなった。「病名診断即薬投与」と言う対症療法が医療の主流になった。

ガンと診断される限界は直径1cm重さ1gガンの細胞10億個といわれる、そして倍々に増加していく。抗がん剤でガンがレントゲンで見えなくなっても完治したのではない。抗がん剤は副作用が強く、しかも完治することは無い。

マイナス水素イオンを多用すると抗がん剤の副作用が少なくてすむ、かつガン細胞破壊はそこそこやってくれるので効果的になる。
放射線治療でも後々の再発はま逃れない。

手術も広範囲手術が一般的になったが1990年以降広範囲のリンパ節切除は意味が無いことが分かり小範囲手術に切り替えてきている。しかし日本では拡大手術が好きな医者が多い。手術を簡単に受け入れてはいけない。見えないガン細胞が散らばって後々転移だらけになる可能性が高い。

ガンの主たる犯人は活性酸素である。活性酸素をしっかりと駆逐すればガンは治ると考えてマイナス水素イオンを用いて治療した。瞑目に対する完治例の一部を紹介しよう。

完治例の一部紹介

大腸ガン、術後肺、腎転移。抗がん剤使用し余命3ヶ月といわれ5月に来院。ファスティングと食養生、マイナス水素イオンとサプリメントを投与、岩盤浴とライフスタイルの改善指示。12月には完治。

同様な大腸ガン術後転移や大腸ガンの症例が5例全て1年内に完治。

乳がん、肝臓多発性転移、脇窩リンパ節転移。 2月来院。マイナス水素イオン2種類、大量投与、スーパーオリマックス投与、ファスティング→食養生→ファスティング。6月CTで極めて縮小。継続治療中。

胃ガン
7月受診、乃著ガンと同様の治療方針、11月内視鏡にてガン性潰瘍は完全に消失。

前立腺ガン、骨、肺転移。
余命3ヶ月と言う患者を何人も完治させている。前立腺ガンは他のがんと比べて大変治りやすいといえる。
原発不明ガン、リンパ節転移
右鎖骨上頚部リンパ節に5cmのガン。一年でほとんど消失

巨大乳がん。
70mmほどの不整形腫瘍、皮膚胸壁浸潤あり。活性酸素除去療法と免疫療法を施行。転移も無くガンは縮小している。

肝臓がん。
C型肝炎から肝臓ガンになった場合、抗酸化サプリメントと食養生で大抵のこのパターンのガンは改善している。

肺腺ガン、胸膜・リンパ転移。
ファスティング、食養生、マイナス水素イオン他サプリメント、温熱岩盤浴の並行治療を行い2ケ月で著しく縮小。

肺腺ガン、脳他全身転移。
まず治せない、治るとは考えないで下さいといった上で最善の方法を述べサブリを指示。2ケ月後全てのガンが縮小。体調も良くなって完治する希が出た。今後を期待。マイナス水素イオンは分子が極めて小さく血液脳関門を通過して効力を発揮するからである。

大腸ガン。
盲腸と上行結腸部に8cmのガン。サブリとマイナス水素イオン中心で進める。一年後手術、腫瘍は石のようになり、転移も無く、完治していた。

肺小細胞ガン。
抗がん剤と並行してマイナス水素イオンを大量に飲んでもらう。4クールやり続けて退院。ガンは消失していた。その後も再発なし。

子宮頸がん、肺転移。
手術後肺に転移、マイナス水素イオン投与ファスティング→食養生指示。肺転移消失マーカーも正常値になる。

子宮体ガン。
食事の改善とマイナス水素イオンを指示。完治した。

乳がん。
マイナス水素イオンのサブリ投与、ファスティング→食事療法の繰り返し、物理療法、ライフスタイルの改善を指示。3年後も正常、完治したものと思われる。

シミやシワや風邪だけでなくガンも生活習慣病も難病も全て活性酸素・フリーラジカルが主たる原因である。
活性酸素が誕生するとDNA、酵素、蛋白質、脂肪の多い細胞膜に影響が及び電子を奪われて酸化する。このときスカベンジャーが電子を与えることで活性酸素は水と二酸化炭素になって処理される。

スーパーオキサイドラジカルに対してはスーパーオキサイドディスムターゼと言う酵素が水と二酸化炭素にしてくれる。また一部は比較的無害な酸素と過酸化水素に変える。ビタミンCも同様な作用を持つが一個の活性酸素しか相手にしない。

過酸化水素は一見安定して見えるが細胞内でヒドロキシルラジカルに変身したり一重項酸素に変身するから恐ろしい。このスカベンジャーはグルタチオンペルオキシダーゼとカタラーゼと言う酵素とビタミンCである。
一重項酸素は強い放射線や紫外線、電磁波が原因といわれている。αカロテン、β
カロテン、ルテイン、リコピン、ゼアキサンチン、ビタミンE、C、B2
が有効なスカベンジャーである。

ヒドロキシラジカルはα型ビタミンE、カロテノイド系色素、フラボノイド系色素があるが完全に消去することは出来ない。食物を良くするだけではガンの転位は防げない。
其処で抗酸化力を持つサプリメントが期待される。

ガンはブドウ糖を餌として増殖する。酸素のないところで発生し、解糖系亢進して生存しつづける、その後酸素20%の所でもエネルギーを得、楽々と適応して生きていく。

活性酸素が出る所で、初めて血管新生は生じる。血管新生抑制遺伝子が欠陥新生を抑制してガンの増殖を抑制する。ガンになった人の体質は汗が出にくい、冷え性、便秘がち、下痢、体温が低い、胃腸が悪い。即ち微小循環が極めて悪い。微小循環が悪い組織は酸素が不足し、リンパ浮腫が起り炎症が生じ細菌感染しやすく、活性酸素の良い生成繁殖場所になる。

サンゴ微粉末にカルシウムとマグネシウムが含まれている。これを高温酸化焼成し、還元焼成を行いマイナス水素イオンを結合させた水酸化カルシウムと水酸化マグネシウムを作成する。この水酸化物は水に入れるとCa2+と2H‐と言う様にイオン化し、周囲の水は H‐を含むことになる。

個のようなアルカリ還元性ミネラルイオン水は常温常圧で一種の水素プラズマで溶存していると考えられる。焼成サンゴ粉末をカプセルに入れて摂取できるようにしたマイナス水素イオン食品なのである。特徴として体内に入った後に抗酸化物質になる、ミトコンドリアに働いてATPの産生を高める、代謝機能を最高に促進する、原子量が1と最小の大きさである、痛み止めになる(モルヒネ並みの効果)。

白内障の原因は水晶体が変性して酸化し濁りがひどくなって起こるが、還元は不可能に近いので予防が大切である。酵素の多い食物を摂っていれば白内障にはならない。分子量最小のマイナス水素イオンを摂取しておれば白内障のみならず眼疾患や鼻疾患、耳疾患、脳疾患の予防は可能になる。

治療に取り入れているのはファスティングである。非常に低カロリーの抗酸化なものを、本当に少量摂りながら生活をすることを心掛けてもらう。

内容は
水と梅干のみの半断食。
野菜おろしのみの半断食。
生野菜・ミックスジュースによる半断食。
フルーツと大根おろしによる半断食。

こういった低カロリー抗酸化食品を何日も行うことに意味がある。腸内の細菌叢の正常化、腸内免疫の活性化、ガンの餌を断つ、宿便の排除、大便の質の正常化と量の増加、全身のスリム化、消化酵素の温存化と代謝酵素の活性化、全身臓器の質の改善、細胞の質の改善、微小循環の改善と血液サラサラにする。

ファスティングはせめて3~4日の半断食にする。
摂取を避ける食品は、動物性蛋白、高G1食、トランス型脂肪酸、酸化した油、リノール酸がリノレン酸よりはるかに多い油、加熱した野菜。

特に動物性蛋白は消化しにくい構造をしている、消化しえぬときアンモニア系の毒素が蔓延する状態で腐敗物質、窒素残留物の作用でガンのプロモーターになる。

ストレスによって活性酸素は強烈に出る、腸管免疫を高めるには腸内を善玉菌だらけにしなければなら無い。良いサプリメントを摂ろう。

酵母菌、酵素サブリ、水溶性繊維、生野菜のジュース、油菜科の野菜、マイナス水素イオン、脂溶性ビタミンE、ベーターもグルカン、ピデンスピローサ、オリザロース、ファイトケミカル、フラックス油、EPA、DHA、マグマ様ミネラルなどである。

及川胤昭著

青いばらの切花、電離イオン水に漬けて置いた所一年間に3度も花が咲き、生長を続けている。
胡蝶蘭を1時間、電離水素水に漬け、その後水道水にしたが年に2~3回花が咲き成長している。
芍薬の切花は1ヶ月そのままを維持した。

ニューカデンドロは購入したままの状態を1年3ヶ月維持した。
ピンポン菊の切花は一定濃度の電離水素水で55個の花目をつけて開花した。

この実験からマイナス水素イオンが常温常圧の元でも存在することを示している。
多価不飽和脂肪酸は活性酸素による酸化ストレスでフリーラジカル反応が起こり、マロンジアルデヒドの様な反応性が高い脂質過酸化生成物が生じる。

マウスを二群に別け通常の餌にマイナス水素イオン水を混ぜたものとの比較試験をした。一ヵ月後脳磨砕液中のマロンジアルデヒドの分量を比較すると明らかに生成抑制効果を示した。
次に1年3ヶ月老化促進モデルマウスの余命を見た。最初に死んだのは12ケ月目であったが対象は8ケ月であり次第に死亡が増えていった。

17ケ月生存したマウスの自発活動量を比較した。
対象は110分間に動いた距離が5,000に対し、テスト群は17,000に達した。
従来、水素イオンに関してはプラスイオンの存在は明らかになっていた。

マイナス水素イオンは高温の無酸素還元状態。人工的に真空プラズマ放電管の中で発生させたプラズマ状態。特殊還元性磁化セラミックボールを使う場合。後は細胞内で起きている現象である。

水素ガスとマイナス水素イオンは別物である。通常の水に水素ガスを吹き込むとORP(酸化還元電位)はマイナス500以下まで下るが、数時間後にはもとの+650にもどった。pHは7前後で変化は無かった。

電離水素水の場合水素ガスを吹き込むと<ORPはマイナス500まで下るがその後マイナス250前後まで戻り、24時間以上マイナスレベルを維持し、pHも11前後を維持した。溶存水素量は数時間後どちらもゼロになったが、電離水素水は85時間後水素ガスが放出されてくる。電離水素水に水素ガスが溶けていた証拠である。この実験からプラズマ状態の電離水素水は全く物性が異なっていることを意味する。

水がプラズマ化していなければ水素ガスが溶けた状態を保持できない。
マイナス水素イオン食品はサプリメントとして飲むと身体内でマイナス水素イオンを発生し細胞内のミトコンドリアなどの活性化を促す。生成したマイナス水素イオンは活性酸素と結びついて水になるのみだから人体には無害である。飲用適正量は年齢や健康状態で決められる。

電離水素水はpHを下げると溶存水素がセロから80ppbとなり50時間以上溶存し続けた。pHをコントロールすることで水素ガスを放出することが出来ることが確認された。

結論を言えば、マイナス水素イオンを体外から補給、酵素と組み合わせて活用することが、最も安全で、効果的な治療で、今転換期に来ているがんの治療法についても、マイナス水素イオンについて研究を重ねれば、必ず患者や家族の立場にたった治療法が確立できると信じている。

水素エネルギーをもっと身近な自動車にも応用できる。ヒントは水素ガスを簡単に溶け込ませる電離水素水にある。
マイナス水素イオン餌のマウスは脳内過酸化脂質の生成を抑制し、体重が減少した。自発行動量が増した。運動・記憶能力を持ったまま延命効果を確認した。

遺伝子発現が代謝が上昇する遺伝子群とそのネットワークとして発現するものと、低下する遺伝子ネットワーク群が存在する。前者は糖代謝と脂質代謝系遺伝子で、後者は発ガンと免疫系に関する遺伝子が属している。つまりガンの治療にはネットワーク型の対応が必要である。

マイナス水素イオン食品は副腎刺激ホルモンが女性で優位に上昇する。アドレナリンが男女共に優位に上昇する。エストラジオールが女性で優位に上昇する。有害事象は全く認められない。
空腹時中性脂肪値の低下が顕著である。体重が低下した。
以上(学会発表データー)

ガン抑制遺伝子が発現する時にはサーチュイン遺伝子も同時に発現していたのである。即ちサーチュインいでんしのメッセンジャーRNAをマイナス水素イオンで合成することが可能かもしれない。ガンが消えた症例はマイナス水素イオン食品でサーチュイン遺伝子とガン抑制遺伝子が発現した結果であろう。

植物でも同じようにマイナス水素イオンでサーチュイン遺伝子が目覚めるデーターがあったのである。この事実から動物、植物を問わずマイナス水素イオンはサーチュイン遺伝子がサーチュイン蛋白質をつくるための指令を出すことが明らかになった。